不思議だらけの魚の子育て
ぷちかま記者:
こんにちは!ぷちかま記者です。かまぼこ界のスクープを追って、かまぼコラム、始まりました。第6回のテーマは、魚の親子についてです。先日かまぼこテレビも
かまぼこカリブ:
そうですね。
記者:
そんなに!
カリブ:
魚って、成長過程がドラマチックで
記者:
卵を生むだけじゃなくて、子育てもするのですか?
カリブ:
実は子育てをする魚は、たくさんいます。イクメンもいますよ。
記者:
イクメンですか!
カリブ:
例えば、ネンブツダイのオスは、口の中で卵を育てます。
口の中で卵を大切に育てているジョーフィッシュ
記者:
メスが産卵、オスが
カリブ:
ちなみに、タツノオトシゴはオスが赤ちゃんを生みます。
記者:
え、
カリブ:
正確にいうと、メスはオスの「
左:保育中のタツノオトシゴのオス
右:
記者:
産卵のイメージが大きく変わりますね。
カリブ:
産卵といえば、感動的な魚の親子愛のストーリーがあります。いきなりですが、ここでクイズです。サケは白身魚だと思いますか?それとも赤身魚だと思いますか?
記者:
ん〜。サーモンピンクですよね……。赤身魚かなぁ。
カリブ:
答えは、白身魚でした。サケがきれいなピンク色なのは、食べているエサの
記者:
食べ物の
カリブ:
サケは4〜5年かけて、アスタキサンチンを身にたくわえていきます。海から川に
記者:
そんな感動的なストーリーが、イクラにあったとは知りませんでした……!
カリブ:
「三月ヒラメは猫(犬)も食わない」ということわざがありますが、これもヒラメの産卵時期に関係していると言われています。ヒラメは 3〜6月頃に産卵するのでその前後の身はやせてしまっているんです。
記者:
昔の人も、魚の美味しい時期を知っていたのですね。あ、では最後に、私からかまぼこカリブさんにクイズです。いくらのお母さんはサケですが、かまぼこのお母さんは誰か知っていますか?
カリブ:
かまぼこのお母さんですか……!?グチではなくて?
記者:
答えは、ちくわでした!かまぼこが初めて歴史に登場するのは、平安時代(1115年頃)の古文書なのですが、そこで登場するかまぼこは、ちくわのような形です。竹の棒にすり身を付けて焼いたものが、かまぼこのご先祖様でした。
「類聚雑要抄(るいじゅうぞうようしょう)」に記された料理を再現したもの。
1115年に
カリブ:
板かまぼこは後から登場したんですね。
記者:
そのようです!今日は魚の育児と親子愛について