箱根ビールとは

プロローグ

「かまぼこ屋ならではのビールづくり」をしようと
1997年、鈴廣かまぼこは箱根ビールの醸造を始めました。
一、名水「箱根百年水」で仕込むこと
一、魚や和食にマリアージュすること
一、小田原の食文化の可能性を広げること
を大切に、みなさまに楽しんでいただけるビールを作ってまいります。

01

箱根の大自然に育まれた名水
「箱根百年水」を使用

小田原の食文化の中心に「箱根百年水」がございます。
箱根山・丹沢で永い年月をかけてろ過された伏流水は日本では珍しい中硬水です。カルシウムやマグネシウムを程よく含みながらも、鉄分を全く含みません。このミネラル水によって小田原のかまぼこのしなやかな弾力が生まれ、梅干しや干物、和菓子など様々な食文化が花開きました。
ビールづくりにおいて、マグネシウムは酵母を活性化させて味わいに深みを持たせ、一方で鉄分は雑味の元とされます。まさに「箱根百年水」はビールづくりに理想の水です。

02

厳選した麦芽とホップを
独自調合

ホップと麦芽は、ビールのテイストを決定する大きな要素です。
ビール独特の香味をつくるホップは、ピルスナー発祥の地・チェコのザーツ産アロマホップを用い、豊かな味わいと香りをつくる麦芽は、オーストラリア、イギリス、ドイツから輸入された厳選素材のみを使用しています。
そして、大切に思うことは、ビール職人が試行錯誤の末辿り着いた和食を意識した鈴廣独自のクラフトビールです。食事に寄り添うそれぞれのビールの味わいに合わせて独自調合しています。

03

小田原に新たな
食文化を

小田原の素材を使った新しいビールづくりにも挑戦します。たとえば、地元の片浦レモンや足柄茶と一緒に発酵させたお酒は、香りや味わいの広がりを楽しめます。また、2023年には、お魚のタンパク質を酵母に与えることでビールの発酵を活性化させる独自製法を開発。驚くほど芳醇な香りのビール「海の恵み」が生まれました。
クラフトビールはお酒造りの中でも自由度が高く、色や味、香りも決まったルールがありません。この土地ならではのビールづくりにも取り組んでいます。

04

かまぼこの里にある
醸造所で毎日製造

箱根ビールは「鈴廣かまぼこの里」の醸造所で毎日作られています。ビール職人が手間ひまかけて醸造したビールは最高の味わいです。「鈴廣かまぼこの里」では箱根ビールをかまぼこ料理と味わっていただけるレストランやバー、新鮮なビールをお持ち帰りいただけるグラウラー販売もしております。

05

魚や和食とマリアージュ
する仕上がりに

私たちは小田原のかまぼこ屋として、相模湾の魚や和食の繊細な美味しさを引き立てるようなビールを作ってまいります。
肉料理に合わせるビールはキレ味や苦みなどシャープな個性をもっていることが多いのですが、「箱根ビール」はバランスよく上品で清らかな味わいを目指します。黒ビールのスタウトでさえも、香りや苦みが強すぎず、すっきりと和食にあうような仕上がりです。