魚肉たんぱく同盟コラムVol.22
バスケ界の二刀流・保岡龍斗が、食事改善で魚肉を選んだワケ。 「フィッシュプロテインバーは身体に優しくて、高タンパク。味も美味しい。」
2022.11.30
三人制バスケットボール「3×3」男子日本代表で、五人制バスケットボールB1リーグ「秋田ノーザンハピネッツ」所属の保岡龍斗選手。競技への思いや食事のこだわりを聞く中で、バスケットボールで異色の二刀流に取り組むサムライの身体作りの秘訣に迫った。
保岡龍斗選手プロフィール
1995年4月27日生まれ、埼玉出身。秋田ノーザンピネッツ所属。ポジションはシューティングガード、スモールフォワード。小学1年生の時に地元クラブでバスケットボールを始め、越谷市立中央中学を経て、日体大柏高校に進学。13年には日体大柏でチーム初のインターハイ・ウィンターカップに出場。14年に関東大学2部リーグ所属江戸川大学に進学。1年時からチームを引っ張り、インカレにも出場。17年にはUー24日本代表に選出。同年、秋田と特別指定選手契約を結び、卒業後も同チームに所属している。18年にアジア大会に出場する三人制バスケットボール「3×3」の日本代表に選出された。19年に同代表のW杯に出場、21年には東京オリンピック日本代表に選出され、準々決勝進出に貢献した。
――まず、バスケットボールを始めたきっかけを教えてください。
小さい頃から基本的には家にいたいタイプで、ゲームをするのが大好きだったのですが、自分の母親が「男の子なんだから何かスポーツをやりなさい」ということで。友達はサッカーと野球をやっている人が多かったので、サッカーか野球をやりたいと伝えたのですが、母親にダメと言われて(笑)。そのタイミングで姉がちょうどバスケットボールを始めていたので、あなたもバスケをやりなさいという流れで、ほぼ半強制的にバスケを始めました。親も昔バスケをやっていたそうなので、子供にもやって欲しかったのかもしれませんね。
――プロバスケットボール選手になることは、いつ頃から目指し始めましたか?
2016年に現行のBリーグが始まるまでは、正直あまりプロ選手になることは考えていませんでした。しっかりと仕事をして、稼いで、明るい家庭を築くことが人生の目標だったので(笑)。
大学3年生の時に学生選抜に選ばれて刺激を受けたことがきっかけで、プロ選手になることを意識し始めました。そのタイミングで、現在所属している秋田ノーザンハピネッツに特別指定選手としてチームに声を掛けてもらって、試合会場で4千人強のお客さんの歓声を受けて、体が震えるほどの感動を覚えました。こういう舞台で自分もプレーしたいなと思い、そこから段々とプロを意識し始めていきました。
――保岡選手は五人制と三人制でそれぞれ活躍されています。そのきっかけも教えてください。
僕が大学生のタイミングで、秋田ノーザンハピネッツのコーチだった長谷川誠監督が3×3のコーチに決まり、「3×3、興味あるか」とお誘いいただいて。当時は正直あまり興味はなかったのですが「なんか楽しそうですね」とやりとりをしていたら、「今度チームに来てよ」と言われて、それから急に代表に呼ばれました。長谷川監督がいなければ、3×3に出会うことはなかったですね。
――昨夏には3×3日本代表として東京オリンピックにも出場されました。
3×3は五人制に比べて知名度が低いので、東京オリンピックでは沢山の人に試合を見ていただき、3×3の楽しさを知ってもらうことができてよかったなと思います。あんなに沢山の人から連絡を貰うことは、きっとこの先ないと思います(笑)。
3×3日本代表では、パリオリンピックの出場権を獲得して、そこでメダルを取ることが最大の目標です。一方、その目標はハードルが高いことも理解しているので、まずは来年開催のW杯やアジア杯でしっかりとメダルを獲りたい。アジア杯とW杯でしっかり結果を残した上で、パリオリンピックに繋いでいきたいと考えています。
――五人制でのキャリアでは、どんな目標がありますか?
五人制の日本代表にも入っていきたいとは思っています。ただ今は、この秋田ノーザンハピネッツでBリーグを優勝するのが一番。自分のキャリアの中で、一度しっかりとリーグ優勝を経験してみたい。日本代表は、それを実現したときに見えてくる目標なのかなと感じています。
――ハードな競技に取り組む体を支える食生活についてもお聞かせください。
実際のところ、食事を気にし始めたのは2年前でした。それまでは少ない知識で、本当に基本的な部分だけを抑えた食事を摂ってきたのですが、東京オリンピックが終わり、やっぱりもうひと段階選手としてレベルアップしたいと感じたタイミングで、Cuoreさんが提供されているFATADAPTのプログラムやレシピと出会って、それを機に意識が凄く変わりました。低糖質・高タンパクなFATADAPTの食事法は自分に合ってると感じています。
――食に気を使い始めてから、何かフィジカル面の変化はありましたか?
お世話になっているCuoreのスタッフの方に「練習前に眠くなるときがある」という話をしたら、それは糖質の摂りすぎで、急激に血糖値が上昇していることの弊害だと知りました。その後、普段の食事から糖質を意識的に抑えた結果、練習前に眠くなることはなくなった。加えて、体脂肪がぐっと減って、筋肉量が増えたんです。また今までは少なくとも年に1回は足首を怪我していたのですが、昨シーズンからは1回も怪我をしておらず、そういう意味でもコンディションは上向いているのかなと思います。
――食事の中では、どんなことを意識していますか?
タンパク質はもちろんですが、栄養に関してはまんべんなく取りたい。高タンパクであることは外せない条件ですが、その上でビタミンや亜鉛など、不足しがちな栄養素もしっかり摂るように心がけています。あとは、お米が大好きなので糖質のとり過ぎには注意しています。サプリメントは体に合わないので、なるべく食事から栄養を摂れるようにしています。栄養が足りないかなと思う時は、お惣菜コーナーでひじき等を買ったりと、意識的にチョイ足しするようになりましたね。
――学生時代はどのような食事をとっていましたか?
高校時代は量を重視して、やたら白米を食べていました。大学生では筋トレを意識し始めたこともあり、タンパク質を馬鹿みたいに摂ったりとか、あとはマクドナルドがすごい好きで、すごい食べていました。好きなものをたくさん食べるという食事を意識していたので、質の部分に関しては一切気をつけていなかった。今思うとゾッとしますね(笑)。
――もともとは市販のプロテインを飲んでいたそうですが、現在は魚肉から積極的にタンパク質を摂取されていると聞きました。
自分の中では高タンパク・低脂質の白身魚とかを食べた方が良いのかなというマインドだったのですが、良質な脂もしっかり摂るべきとFATADAPTを通じて知ったので、マグロやカツオ、サーモンなどの赤身魚も食べるようになりました。牛肉や鶏肉に比べて、魚の方が消化吸収が早いということは知っていたので、魚を中心に食べつつ、お肉も食べています。毎晩、魚は食べるようにしていますね。焼き魚が多いですが、刺身も食べます。先日、鈴廣かまぼこも食べたのですが、板かまぼこを切って食べるだけでもとても美味しかったので、食卓のプラス1品として良さそうだなと思いました。
――鈴廣かまぼこの新商品、フィッシュプロテインバーを食べた感想を教えてください。
シンプルに美味しすぎました…。結構な本数が、気付けば一瞬で無くなってしまいました。アスリートのみならず、プロテイン=不味いイメージだと思うのですが、フィッシュプロテインバーはめちゃくちゃ美味しい。妻にも食べてもらったのですが、美味しいと好評でした。小腹が空いたタイミングでパクパク食べていたのですが、味も3種類全てお気に入りです。僕はスーパーやコンビニで買い物をする時には、添加物等が入っていないかチェックするのですが、そういう観点でもフィッシュプロテインバーはバッチリなので、身体にも優しくて高タンパクで、味も美味しくて本当にいい商品だな、と感じながら食べさせていただきました。秋田でも気軽に買えるようになる日を、楽しみにしています(笑)。
五勝出 拳一(ごかつで・けんいち)
広義のスポーツ領域でクリエイティブとプロモーション事業を展開する株式会社セイカダイの代表。複数のスポーツチームや競技団体および、スポーツ近接領域の企業の情報発信・ブランディングを支援している。『アスリートと社会を紡ぐ』をミッションとしたNPO法人izm 代表理事も務める。2019年末にマイナビ出版より『アスリートのためのソーシャルメディア活用術』を出版。