魚肉たんぱく同盟コラムVol.38
「夢は海外メジャー優勝」を掲げる佐藤心結プロ。試合が続く環境下で意識してきた食生活の土台とは。
2024.10.03
2021年の国内女子ツアー「スタンレーレディス」で高校生ながら優勝争いに絡むなど、早くから活躍を見せてきた佐藤心結プロ。弱冠21歳という若さで、現在も国内外のツアーへ果敢に挑んでいます。そんな佐藤プロがゴルフと出会ったきっかけ、食生活の工夫などを伺いました。
佐藤心結選手プロフィール
2003年、神奈川県小田原市出身。7歳からゴルフを始め、2021年の高校在学中に臨んだプロテストで一発合格。プロ1年目となる2022年からシード権を獲得し、レギュラーツアーに参加するなど、着実に経験を積み重ねている。2024年10月4日からは、過去に優勝争いをしたこともある「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」に参戦する。
――最初に佐藤プロがゴルフを始めたきっかけについて教えてください。
小学校1年生のときに、祖父がクリスマスプレゼントとしてジュニア用のクラブ一式を買ってくれたことがきっかけです。それを持って家の近くの練習場へ行ったところ、最初から結構ボールに当たって。それが嬉しかったのか、すぐにレッスンプロに教えてもらうようになりました。
――プロゴルファーを意識したのはいつ頃からでしょうか。
小学校3年生の時です。プロゴルファーも指導されているコーチを紹介いただいて、自分もプロになることを意識し始めました。結果的に高校3年生の12月に初めて受けたプロテストで、一発合格することができたんです。
――アマチュアとプロとで変わったことはありますか?
まずジュニアと違って、試合がほぼ毎週ある点ですよね。最初から芝で打つことができ、練習環境も違います。パターにせよアプローチにせよ整ったなかでできるので、技術面でも向上できる環境です。
――オフはどのように過ごされていますか。
正直なところ、シーズン中は週初めの1日くらいしかオフが無くて。あとは12月からの数か月にまとまったオフを取るだけです。
忙しいと言えばそうですが、最近は新しい楽しみが増えました。数か月前から猫を飼い始めて、一緒に暮らしているんです。帰ったら一緒に遊ぶのが今の私にとっての息抜きですね。離れている時間も、家族から送られてくる写真や動画で元気をもらっています。
――オフが短いなか、食生活はどのように工夫されているのでしょうか。
試合期間中はほとんど外食になるのですが、自分なりにバランスを考えながら、なるべく野菜を摂るなど心掛けつつ食事をしています。
それと夏はどうしても体重が落ちてしまうので、食べる量を増やすようにしています。一番好きなのはお寿司で、結構よく食べているかもしれません。あとはパワーをつけるために焼肉に行ったり、夏は食べやすいようにしゃぶしゃぶにしたり…。正直なところ、この夏は疲れが溜まってきてしまって、なかなか食べる気になれないこともありました。ただそうすると体重が落ちてしまうので、意識して食べることを心掛けていましたね。
――魚は普段からよく召し上がっているのでしょうか。
私は魚がもともと好きだったので、食べている方かもしれません。肉より魚の方がヘルシーで消化が良いというイメージもあります。
――魚の話になったところで、鈴廣かまぼこのことはご存知でしたか。
はい、それに全国的に小田原のかまぼこは有名ですよね。我が家はお正月などの行事に限らず、普段からかまぼこを食べていた印象です。
――鈴廣かまぼこの商品の中で気に入っているものはありますか。
「フィッシュプロテインバー」は、ラウンド中でも食べやすくて気に入っています。どのフレーバーも好きですが、意外とプレーンが気に入っていて。他の味も美味しくてすぐに食べてしまいますし、家に帰ったら普通のかまぼこもいただいています。
――ラウンド中も「フィッシュプロテインバー」を召し上がっていただいているのですね。
母がいつも保冷バッグに入れて持参してくれるので、冷えた状態でおいしく食べることができています。とにかく食べやすいですし、タンパク質もこれ1本で結構摂れるんですよね。なかなかゆっくり食事を取れるとは限らないからこそ、アスリートにとってはありがたい商品だと思います。
――タンパク質は普段どのような形で摂取しているのでしょうか。
プロテインは1日2回飲むようにしています。他にも豆乳など、飲料で摂ることが私は多いかもしれません。
――プロゴルファーとして活動していて、食事面で課題に感じることはありますか。
試合期間中に、魚を摂るのがなかなか難しいというのは感じています。他の女子プロの話を聞くと「ほぼ毎日お肉を食べている」という方もいらっしゃいますし、生ものを食べないように気を付けている方もいます。私はまだ食べている方だと思いますが、他の選手はなかなか食べていないのでは感じるのが正直なところです。
――他のプロゴルファーの方々にも、ぜひ鈴廣の商品を活用してほしいですね!最後に今後に向けて、意気込みをお聞かせください。
今シーズンは苦戦していて、ランキングもまだシード権外(2024年9月18日時点)ですが、残り10試合でシード権をめざしていけたらと考えています。1か月前から状態が良くなってきて、自分のゴルフを取り戻せてきた感覚もあるので、その感覚を維持しながら上位を目指していきたいです。
――まもなく今年の「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」も開幕しますね。
スタンレーレディスの会場となる東名カントリークラブは、私にとって小さい時からラウンドしてきた馴染みのあるコースです。2021年に優勝争いをしたのもスタンレーレディスで、良いイメージがありますから、毎年楽しみにしています。
――目標としてはどこを見据えていますか。
最終的には海外メジャーで優勝をすることです。今は国内で自信をつけながら、海外へチャレンジして、そこで活躍できることを夢に頑張ります!
河合萌花
フリーライター。教育系出版社、大手広告代理店を経て現職。インタビューライティングを主とする他、看護師資格やサッカー指導者ライセンスを生かしたスポーツ・ヘルスケア領域の執筆も多い。