魚肉たんぱく同盟コラムVol.29

“体がキツくても、美味しいから食べ続けられる”「GWに親子でお魚たんぱくの魅力を学ぶ健康イベント 鈴廣かまぼこの里 鈴廣カラダWEEK」イベントレポート

2023.05.29

 鈴廣かまぼこは、ゴールデンウィークに親子でお魚たんぱくの魅力を学ぶ健康イベント 鈴廣かまぼこの里 「鈴廣カラダWEEK」を開催いたしました。関東サッカーリーグ1部・南葛SC所属のプロサッカー選手・稲本潤一さんをお招きしたトークショーや、多数のアスリートをサポートするコンディショニングコーチと管理栄養士によるお魚たんぱく食育セミナー&スポーツテストなどを実施し、かまぼこの里へご来場いただいた多くの方々にご参加いただきました。

今回のコラムでは、『食べて勝つ !プロスポーツ選手の食生活とお魚たんぱくの魅力」をテーマに開催した稲本潤一選手のトークショーの様子をお伝えします。

稲本 潤一選手プロフィール
1979年9月18日生まれ。1997年ガンバ大阪ユースからトップチームに昇格し、17歳6か月(当時最年少)でJリーグ初出場。1999年には黄金世代の一員としてFIFAワールドユースに出場し、準優勝を果たす。2001年にアーセナル(プレミアリーグ)に移籍し、海外のトップリーグで9年間プレー。世界最高峰の大会であるUEFAチャンピオンズリーグで、日本人3人目となるゴールを決めるなど、海外移籍のパイオニア的存在として活躍。ワールドカップには、2002年、2006年、2010年と3大会連続で出場。2002年の日韓ワールドカップでは、2ゴールを決め、日本代表の躍進に貢献する。2010年冬にJリーグに復帰し、現在は関東一部リーグの南葛FCに所属している。

――鈴廣かまぼこでは、昨年から稲本選手の個人スポンサーとして体づくりのサポートを行っていますが、愛用している製品はございますか?
稲本選手:
日頃からサカナのちからというサプリメントを摂取してから寝るようにしています。これまでサプリメントは色々と試してきましたが、久々に体に変化が出た製品でした。飲んだ後にすごく体の調子がよかったので、飲み続けています。また、フィッシュプロテインバーも食べています。練習30分以内のたんぱく質摂取や栄養補給が大切なので、保冷バッグに入れて持っていって食べていますね。自分のコンディション調整において、鈴廣さんにはすごくお世話になっています。

鈴木常務:
私がサッカー少年の時に、ハーフタイムにかまぼこを食べて栄養補給をしていたんですが、同じことをトップレベルの選手が行なっていることがすごく嬉しいです。

稲本選手:
練習後は体がキツくて、何かを食べること自体が難しいこともあるのですが、フィッシュプロテインバーは美味しいのですごく助かっています。また魚のたんぱく質は、質が高いのも嬉しいところです。

――直近ではカタールワールドカップでサッカー界が盛り上がりましたが、稲本選手はどのように感じられましたでしょうか?
稲本選手:
正直なところ、ドイツとスペインと同じグループになって厳しい戦いになると思っていました。しかし、チームを日本中でサポートした結果があのような結果になったと思っています。ワールドカップを見て、サッカーをやりたいと思った子どもたちも増えたと思いますし、日本にとって良い結果になったのではないでしょうか。

――稲本選手が大活躍された2002年のワールドカップの盛り上がりはもの凄かったですが、振り返ってみていかがでしょうか?
稲本選手:
やっぱり凄かったですね。ワールドカップ前より後の方が存在を知ってもらえました。当時、僕はイングランドでプレーをしていましたが、イングランド内でも反響はありました。世界に知ってもらう機会にはなったと思います。日韓ワールドカップで、僕は金髪だったんですけど、大会後に黒髪にしたら意外と気付かれませんでした。エレベーターでちょっと目が合って、不思議な顔をされるんですけど、「違うか〜」で終わってました。今でも黒髪だとなかなか気付かれないんですけど、金髪の方がプレーの調子が良いので、良い年ですが金髪にさせてもらってます。

――2002年のワールドカップでは、世界との差を感じましたか?
稲本選手:
グループリーグには強豪国がいなかったので、そこまで差を感じませんでした。しかし、決勝トーナメントに上がった際のチーム力の差は確かにありました。当時と比較すると、今の代表チームは、ヨーロッパでプレーする選手がほとんどで世界との差は、確実に縮まっています。それでもベスト8に行くためには何かが足りないということは、色々な人が考えていることです。プロに入る前の体づくりもその一つだと思います。

――鈴廣は、さまざまなアスリートの体づくりを魚肉製品でサポートしていますが、幼少期から青年期の体づくりについてはどのように考えていますか?
鈴木常務:
鈴廣のかまぼこは、7種類の魚を使って作っていて栄養が豊富です。そして、高たんぱくでヘルシーなのですが、最近は消化性が高いことも分かってきています。ですので、アスリートだけでなく、子どもたちにもおすすめです。また、アスリートや子どもたちだけでなく、皆さんの日常的なたんぱく質摂取の選択肢として、かまぼこが入ってくると嬉しいと思ってこのような活動をしています。

――本日の会場には、ワールドカップ出場を目指す子どもたちも集まっていますが、アドバイスをいただけますか?
稲本選手:
しっかり食べて、しっかり練習することです。あとは勉強ですね。カタールワールドカップに出場した選手のほとんどは海外でプレーしていますし、僕も海外でプレーをしていました。僕は海外に行ってから勉強を始めて、少し話せるようになりましたけど、子どもの時から勉強している方が絶対にコミュニケーションは取れますよね。確実にワールドカップに行けるとは言えませんが、目標には近づくと思います。

――稲本選手は、学生時代にどのような食生活を送っていましたか?
稲本選手:
とにかくたくさん食べていました。合宿では、福神漬けだけをおかずにご飯を3杯くらい食べていた記憶がありますね。たんぱく質や栄養素を気にするような時代ではなかったので、とにかく白米を中心に食べていました。自宅と練習場が電車で1時間半ほどの距離があったので、母親に作ってもらったおにぎりを持っていき、捕食として食べていました。

――海外でも長年暮らしていましたが、どのような食生活を送っていましたか?
稲本選手:
アーセナルの食事はしっかりしていましたね。アーセナルに行くまではプロテインも摂ったことがなかったですし、食に関してはほぼ何も考えていませんでした。移籍後、あまり試合に出れていなかったこともあり、体重が少し増えてしまったのですが、その時にベンゲル監督から食事と体重に関するアドバイスを受けました。そこから栄養士の方と契約を行い、食生活を改善しました。
全てのクラブがアーセナルのような環境ではありません。振り返ってみると、やっぱり脂っこい食べ物が多かった気がします。油の量を気にして、パスタにソースをかけずに食べたり、温野菜を食べるなど工夫はしていました。食生活は本当に大切だと思います。

稲本選手のサイン入りグッズがもらえるじゃんけん大会の様子

――先ほど少し話に出てきましたが、サカナのちからはどのような製品なのでしょうか?
鈴木常務:
この製品は、お魚の栄養素がギュッと詰まったタブレットになっています。栄養素やたんぱく質を効率良く摂取することができます。魚のすり身を作る技術を転用して製品化しました。

――稲本選手はもともとサカナのちからをご存知でしたか?
稲本選手:
知らなかったです。おすすめされて、飲んでみたら次の日に体調が良くなっていました。当初は他のサプリメントも併用して飲んでいたのですが、サカナのちからだけを飲んで寝てみると体の調子がよかったんです。おそらく、鶏肉や牛肉といったお肉よりも、魚のたんぱく質が自分の体に合っているのではないかと考えています。

――普段はどのようにたんぱく質を摂取していますか?
稲本選手:
畜肉よりもお魚の方が多いですね。あとは納豆も良く食べます。またその日に摂取した、たんぱく質の量が不足していると感じたら、フィッシュプロテインバーやプロテインを摂取することで調整をしています。

――お魚のたんぱく質が畜肉や一般的なプロテインから摂取するたんぱく質よりも優れている部分はあるのでしょうか?
稲本選手:
まずは消化性が良いこと、必須アミノ酸が全て含まれていることです。また最近の研究では、大豆や畜肉と比較するろ消化吸収率が高いことが分かっています。

――最後に今シーズンの目標を教えてください。
稲本選手:
南葛SCはJリーグを目指しているクラブです。現在戦っている関東リーグを勝ち抜いて、JFLに昇格することが目標です。

 続く、5月7日には、現役アスリートのサポートを行っている2名をゲストに招き、親子で体験できるプログラムを開催しました。株式会社ライフパフォーマンスでパフォーマンスコーチを務める阿久津洋介さんによる”親子deスポーツテスト”では、簡単な運動やストレッチによって、自らの体の動きが変化したり、パフォーマンスが向上することを実感できた様子を伺うことができました。

阿久津:
学校で実施するスポーツテストと違い、身体の柔らかさやバランスを取ること、大きく身体を使うことなどをスポーツテストに組み込みました!その後、親子で一緒に楽しめる運動を行ない、再チェックをして身体が変わる体験をしてもらいました!
普段は力で勝てない子どもも親御さんより身体が柔らかくて「お父さんより僕の方が出来る〜」などと楽しみながら行っていました。
エクササイズをしていく中で身体が柔らかくなったり、立ち幅跳びが20cmも跳べる子どもが出たり、短い時間でも身体が変わるんだなと感じてもらうきっかけになったかと思います!ご参加いただいたご家族の皆さま、ありがとうございました!

株式会社OTOMOの管理栄養士である佐藤光美さんによる”親子で学べる食育セミナー”では、日頃から支援を行っているアスリートの食事を参考に、ご家族やお子様が日頃の食事で摂取すべき栄養素や、それらの栄養素を効率的に摂取する方法を学ぶことができました。

佐藤:
今回は、アスリートの食事を参考に、日本の伝統的な食事の形であり、バランス良く栄養が摂れる「一汁三菜」の話と、体作りには朝食から主菜を食べることが重要という話をさせていただきました。
お子様には少し難しい部分もありましたが、「主菜の量の目安は?」の問いかけに、手のひらを使ってみせてくれたり、しっかりうなずきながら話に耳を傾けていただいたり、食事の重要性を再確認頂けたと思います。
アスリートが普段から気にかけている食事は、運動をしているお子さまにはもちろん、していないお子様やその親御さん、また、大人の方にも健康の為に参考になると思います。
今後も、より多くの方に気軽に参加していただける形で継続出来たら嬉しいです。

清野修平

新卒でJリーグクラブに入社し、広報担当として広報業務のほか、SNSやサイト運営など一部デジタルマーケティング分野を担当。現在はフリーランスとしてマーケティング支援を行うほか、株式会社セイカダイにてコンテンツ制作やマーケティング支援を担当。