小田原・風祭の鈴廣かまぼこの里は「梅の里」でもあります。
馴染みのある品種から珍しい品種まで、数十種類の紅梅・白梅が植えられております。
早咲きの梅は1月上旬から、遅咲きの梅は3月上旬にかけて楽しむことができます。
春の訪れを待ちわびつつ早春を楽しむ梅を愛でにいらしてください。
見頃の梅の花が一番多いのは2月中旬頃
小田原の梅は歴史が古く、戦国時代の武将、北條氏が統治していた以前から梅の栽培が行なわれており、江戸時代には「東海道中膝栗毛」などに梅漬が小田原の名産品として登場しています。
鈴廣かまぼこの里では、特に2月中旬見頃を迎える梅が多数あります。
鈴廣蒲鉾本店の前では、立派な「十郎(ジュウロウ)」、「八重寒紅(ヤエカンコウ)」が咲きます。
紅白並んで夫婦のような梅の木の周りでは、早春を感じるお花の香りで満ちていて、おだやかな気分にさせてくれます。
かまぼこ博物館前では、見応え満点の「唐梅枝垂(トウバイシダレ)」、かわいらしい「玉牡丹(タマボタン)」が、花を咲かせてくれます。
「そばと板わさ 美藏」の目の前にある井戸の左右には、中国の貴重品種の梅「紅粉台閣(コウフンタイカク)」と「多萼朱砂(タガクシュサ)」をご覧いただけます。
春の訪れを報せてくれる梅の花。桜と比べて長い期間お花見を楽しむことができるのはうれしいですね。鈴廣かまぼこの里では、30本ほどの梅がバトンタッチするかのように可憐な花をさかせていきます。
広い里内は傾斜も少なく、ゆったり花巡りできるのも魅力の1つ。少しずつ温かくなってくるこの季節に、梅の花を愛でながらのお散歩をお楽しみください。
1 歳時記セット「梅まつり」
すがすがしい思いで新年を迎えたあと、待ち遠しいのはぽかぽか陽気の春の到来です。 そんな春への思いを込めて、雪どけを知らせてくれるような「梅まつりセット」はいかがでしょうか。
梅やうぐいすの細工蒲鉾や、紅白蒲鉾と伊達巻を詰合せました。食卓に並べるだけで華やかで、お魚たんぱくたっぷり。大切な方への贈り物としても喜ばれます。
◆販売期間:2024年1月22日(月)~2月14日(水)
◆価格:3,273円(税込)
◆販売店舗:鈴廣蒲鉾本店、鈴なり市場
※鈴廣かまぼこ各店舗、オンラインショップでもお買い求めいただけます。
2 小田原産 菅沼さんの梅干
毎年、小田原梅干コンクールにて優秀な成績を納めている小田原、曽我の菅沼さんが作った梅干です。
日々の気温や湿度を見極め調整して作られた梅干は、職人の経験と勘の賜物。ほんのりとした紅味、つやっぽく粒ぞろいな梅干の馥郁たる香りと味わいが特徴です。
◆販売店舗 :鈴なり市場
3 梅のお酒 「小田原 梅わいん」と「曽我梅林の梅酒」
小田原 梅わいん
小田原・曽我梅林で栽培された「十郎梅」のみを使用。
青梅をアルコールに漬け込む「梅酒」の製法とは異なり、梅の果実そのものを発酵させて造る本格的なワインです。
曽我梅林の梅酒
梅酒に最も適していると言われる曽我梅林産の品種「白加賀」の青梅を使用し、地元の酒蔵の日本酒「曽我の誉」でじっくり仕込んだ、こだわりの梅酒。まろやかでコクのある味わいが特徴です。
◆販売店舗:鈴なり市場
5 小田原 梅サイダー/CAFE107
小田原・曽我梅林の「十郎梅」を使ったサイダーです。
曽我梅林の梅は主に「梅干」などに加工されますが、中でも「十郎梅」は小田原独自の品種で、肉が厚くやわらかいことから、梅干用品種の最秀品とされています。
そんな「十郎梅」からつくられたサイダーは、みずみずしい香りと、爽やかな飲み口が特徴です。
CAFE107の近くにも梅の木がちらほらと並びます。可愛らしい梅の花を愛でながら、ほどよい酸味とシュワっと弾ける炭酸で旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
◆価格:300円(税込)
◆販売店舗:CAFE107
5 地元のおいしい食材を堪能「梅味噌おでん」/あげかま屋 すず天
鈴廣かまぼこの里では、さまざまなアレンジおでんを味わえる「鈴廣 おでんまつり」を1月10日~2月29日まで開催中。「あげかま屋 すず天」では曽我梅林の梅干を使った「梅味噌おでん」をご用意しています。
職人がひとつひとつ丁寧に仕上げた練り物に、おでんの定番味しみ大根、玉子などを加えました。梅味噌は曽我梅林の梅干と「加藤兵太郎商店」の味噌。仕上げに老舗「籠常商店」の削り節をかけて――。おでんの湯気とともに風味豊かなかつお節の香りに包まれます。
地元のおいしいものを存分に堪能できるおでんが出来上がりました。
◆価格:600円(税込)
◆販売店舗:鈴なり市場 あげかま屋すず天
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