今回ご協力いただくのは、神奈川県小田原市にある創業明治20年の志村屋米穀店5代目・志村成則さんです。

志村さんは箱根山と丹沢山地の麓、足柄平野にて農薬や化学肥料も使わない米づくりを行っています。トンボやおたまじゃくし、川魚や微生物などの生き物が棲む田んぼのお米は“これがお米の味”なのかと再発見をしていただけます。

実はかまぼこづくりと志村さんの米づくりには共通点があります。それは、自然の循環を意識したものづくりをするということ。

田んぼの水はやがて海へ注がれます。志村さんの自然と共生する米づくりは、森里海すべての生き物のことを考えてのことだそうです。

そして鈴廣のかまぼこづくりも同様。かまぼこはお魚のいのちをいただいてつくられています。お魚が生き生きと育つためには、お水が空、森、里、川を全て通って、大地の栄養をたくわえながら、海に届かなければなりません。鈴廣ではかまぼこづくりの副産物である魚のアラを有機肥料として活用したり、水源地の森林保全などの取り組みを行っています。

田植え体験では、志村さんにレクチャーしていただきながら苗を植えていきます。広い田んぼにひとつひとつ苗を植える作業はひと苦労ですが、苗が田んぼにピンと佇む様子に生命力を感じ、自然のパワーを感じてリフレッシュできます。

志村米穀店の農薬も化学肥料も使用しない田んぼには、四季によってさまざまな生き物が集います。6月頃の田んぼはアメンボやカエルなどが生き生きと暮らしています。さて、田植え当日はどんな生き物に出会えるでしょうか？

田んぼの土の柔らかさ、清らかな水の心地よさ、吹き抜ける初夏の風などを身体全体で感じていただけます。難しい工程はございませんので、お子様とも安心してご参加ください。

田植えで汗を流したあとは、地場食材を使ったお昼ごはんでお腹を満たしましょう。

小田原・箱根の自然が育んだ四季折々の海の幸、山の幸を使ったメニュー約50種類の中からお好きなお料理を好きなだけ召し上がっていただけます。えれんなごっそでは鈴廣がおつくりする地ビール「箱根ビール」もお楽しみいただけます。

えれんなごっそに並ぶお米は、かまぼこを作る際にでる魚の皮や骨、箱根ビールの絞りかすを利用したオリジナル肥料「うみからだいち」を使って育てられたもの。魚肥は、安心安全な農作物を育てると同時に、土壌の活力を回復させます。そして雨により土壌の養分が川に流れ込み、再び海に帰っていきます。このような自然の循環を感じながら、田植えの思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。

農薬も化学肥料も使用しない田んぼでの田植え体験は、先着50名までご参加いただけます。

先着順になりますので、下記応募フォームよりお早めにお申込ください。

応募多数の際は抽選とさせていただきます。

※6/10にてお申込み受付を終了いたしました。