1956年に創業したスズアコーヒーは、箱根の観光業の発展とともに歩んできた街のコーヒー店。

店頭でのコーヒー豆の量り売りの他に、小田原のカフェや箱根のホテルにオリジナルでブレンドしたコーヒー豆を卸しています。鈴廣かまぼこの里の「CAFE107」や「名水甘味 且座」でも、スズアコーヒーのオリジナルブレンドをご提供しています。

このコーヒーは鮮度が高く、芳醇な香りと味わいの深さが引き立ちます。地元はもちろん、都心からのお客様もいるほど、多くの人々に親しまれています。

一般的に、コーヒーは生豆を焙煎してつくられます。しかし、生豆はその品種や生産地が同じであっても、焙煎後の味や香りは同じにはなりません。イメージする理想のコーヒーをつくるためには、生豆のコンディションの見極めと焙煎技術、そしてデータ管理の両立が重要になります。

そこで「J.C.Q.A.認定生豆鑑定マスター」の称号を持つ鈴木さんの目が鋭く光ります。「お風呂の温度を1℃あげると、けっこう熱く感じませんか。あれと一緒で、たった1℃の違いも焙煎では大事になってくるんですよね。」と鈴木さん。

機械を使っての焙煎とはいっても、人力による微細なコントロールなくしては同じ味わいのコーヒーには仕上がりません。それは鈴廣のかまぼこづくりにも通じるところ。素材の見極めから加工するところまで、人の知見と手業があってこそ質の高いものづくりができるのです。

今回のイベントでは、スズアコーヒーの３種を飲み比べる“利き珈琲”に挑戦していただきます。豆の産地や焙煎の異なるコーヒーをテイスティングし、香り、風味、苦味、酸味、甘味、コクがどのように感じられるかを表に記入いただきます。

それぞれのコーヒーの違いについて、鈴木さんから解説もしていただきます。使用している豆、中煎りや深煎りなどの焙煎の違いでどのように味の違いがでるのか、コーヒーのプロからお話を聞くことで知識が深まります。

イベント終盤では３種のコーヒーのブラインドテストにもチャレンジしていただきます。テイスティングした３種類の中から指定のコーヒーを当てられるでしょうか。

鈴木さんいわく、コーヒーの香りと味は記憶に結びつき、飲んだ場所を思い出させる特別な一杯になるのだそう。このイベントを通して、皆さまの特別な1杯に出会っていただけますように。

お越しいただく会場は、築200余年の合掌造りの古民家。普段は会席料理店ですが、この日はコーヒーの豊かな香りに包まれます。美しい庭が広がる静寂の空間でいただくコーヒーは、目を閉じてゆっくりと味わいたくなります。

コーヒーとともに「名水甘味 且座」でご提供している「苔パフェ」も召し上がっていただきます。「苔パフェ」は縁側から臨むお庭をイメージした甘味。名水仕込みの寒天とアイスクリーム、そして鈴廣のふわふわ玉子焼き「海のすふれ」が甘みのアクセントとなり口の中で絶妙に溶け合います。

もちろんコーヒーとも相性抜群。甘味の繊細で柔らかな味を引き立てるスズアコーヒーオリジナルブレンドとの相性も、ぜひお楽しみください。

利き珈琲＆甘味を楽しむイベントは、午前の部・午後の部それぞれ先着15名までご参加いただけます。

先着順になりますので、下記応募フォームよりお早めにお申込ください。