山梨県甲州市では明治時代から、日本独自のぶどうを使ったワインづくりが行われています。特に「甲州種」は1000年以上前に日本に伝わったとされ、日本の品種“マスカット・ベーリーA”とともに、和食にも合うワインとして、寿司、焼き鳥、懐石などで広く飲まれています。

今回はこの２品種「甲州種」と「マスカット・ベーリーA」のヌーヴォーをかまぼこと召し上がっていただきます。

実は、かまぼこはワインとの相性がとってもよい食材です。かまぼこを魚介のテリーヌと思えば納得していただけるのではないでしょうか。フランスではよくテリーヌがワインと食されますが、白身魚やホタテのすり身に卵白などを合わせて蒸したもので、かまぼこに似ています。

鈴廣かまぼこの里で用意するワインは、山梨県甲州市勝沼町でワインづくりを続ける勝沼醸造のもの。日本の品種「甲州種」に特化し、2003年にはフランスのワインコンテスト「ヴィナリーインターナショナル」で辛口甲州ワインとして初めて銀賞を受賞。日本国内のみならず、世界に誇るワインと広く知られるようになりました。

「フランスワインはフランスでなくちゃできないし、日本は日本でしか造れないワインがあります。山梨の個性的な風土で育つ良さを引き出し、土地と人が映る付加価値の高いワインを作ります」（勝沼醸造コメント）。

11月3日に解禁する「ジャパンヌーヴォー 甲州」と、「かまぼこピンチョス」をお楽しみいただけるのは、鈴廣かまぼこの里「CAFE107」。ワインとセットで600円（税込）です。

【ジャパンヌーヴォー　甲州】
甲州種を優しく絞り発酵させ、辛口に仕上げた白ワイン。
適度な酸があり、きりりとした中に柑橘や和梨のような果実味を感じます。甲州ぶどう特有の微かな渋みもアクセントになり、お刺身や板わさとの相性もよい味わいです。

【かまぼこピンチョス】
かまぼこの上に魚介や野菜、オイルやスパイスなどのお好みの食材をのせた一皿。今回は甲州に合う、「柿のオリーブ炒め煮（生ハムとピンクペッパー乗せ）」「茄子揚げの田楽味噌（焼き豚バラ肉敷き）」「焼き長葱の柚子胡椒ソース」などのピンチョスメニューをおつくりします。
CAFE107でご提供する「かまぼこピンチョス」は季節ごと、その日ごとに異なるので、季節の食材を使った日替わりメニューをお楽しみください。

鈴廣かまぼこの里、鈴なり市場内「かまぼこバー」では、マスカット・ベーリー種の赤ワインと、鈴廣かまぼこ「海山のおーどぶる」のテイスティングセットを用意しております。ワインとセットで500円（税込）です。

【ジャパンヌーヴォー　マスカット・べーリーA】
山梨の丘陵で収穫されたマスカット・ベーリーA種の新鮮な風味を大切に醸造した赤ワイン。豊かな果実味とイチゴのようなベリー系の香り、ほのかな渋みで軽やかな口当たりです。

【海山のおーどぶる】
白身魚で作った柔らかなすりみをベースに、海の幸・山の幸を合わせたテリーヌのような一品です。えびや穴子や蟹を使った和風の3種、チーズやナッツなどを使った洋風の3種を用意しています。和風、洋風からお好みのセットをお選びください。

その他、鈴なり市場内では「すず天」でワインを1杯300円（税込）でお飲みいただける上、売り場ではワインのボトル販売もしております。

箱根の山は紅色に輝き始めました。日本の晩秋をこの国ならではのワインとかまぼこでお楽しみください。