小田原は温暖な気候と、水はけのよい土壌(火山灰)が栽培に適していることから、温州みかんをはじめ柑橘の栽培が盛んです。

11月頃から収穫が始まると、小田原のいたるところでみかんが販売されているのを見かけます。農家さんの家の前や地元の直売所など、太陽の光をたっぷり浴びた橙色の実があちらこちらに並びます。

小田原の温州みかんの特徴は、甘いだけではなく、絶妙に合わさる酸味との黄金バランス。甘みと酸味が重なり合い、柑橘特有のフレッシュ感がたまりません。

1月のシフォンは、そんな温州みかんを余すところなく使っておつくりしています。

地元の農家さんから届いたみかんは、皮を刻み、何度も茹でこぼすことで苦みを取ります。そして、水と砂糖でコトコト煮て皮煮をつくります。この甘く煮た皮煮と丁寧に絞った果汁を生地に混ぜ込み焼き上げます。

焼きあがったシフォンはみかんの果汁をたっぷり含んで、ふんわりしっとりとした仕上がりに。みかんの優しい甘さとともに、芳醇なコアントロー酒がふわりと香ります。

優しい甘さの「温州みかんのシフォン」はさらりと軽く召し上がっていただけるので、朝食におすすめです。フレッシュなフルーツを添えれば、ビタミンやミネラルたっぷりの朝食プレートに。

「お陽さまのシフォン 温州みかん」は、かまぼこの里「汐風カフェ」でお召し上がりいただけるほか、テイクアウトも承っております。

テイクアウト用のシフォンは、８等分にしていただくのがおすすめです。一度に食べきれないときは、ラップで包んで冷蔵庫へ。天然の素材のみを使用しているので、なるべくお早めにお召し上がりください。