「箱根ビール ゆずのかほり」は製造過程にゆず果汁と皮を使って、アロマと風味を付け加えております。ゆず本来の香りを楽しんでいただくため、香料など一切使用しておりません。

ゆずの皮は、箱根ビール醸造所から15分のところにある片浦町の農家さんに育てていただいた柚子を使用。肥料は鈴廣特製の有機肥料で、かまぼこづくりで出る魚のアラと、箱根ビールづくりで出る搾りかすから作ったものです。魚肥は果実の香りをより引き出すと言われ、昔から柑橘農家さんはかまぼこ屋の魚のアラを使っていたという歴史もございます。

こうして大切に育てていただいたゆずの皮は、丁寧に手作業でむいていきます。皮と実の間の白い部分が入ると苦味が出てしまうので機械は使えません。ゆずの心地よい香りだけを堪能していただけるよう、ひとつひとつの作業に向き合っております。

仕込み水の「箱根百年水」は箱根、富士、丹沢連山で育まれた伏流水です。この水は、カルシウムやマグネシウムをほどよく含みながら、ビールのえぐみのもととなる鉄分をみません。雑味のないきれいな味わいに仕上がります。