鈴廣の板かまぼこの美味しさをお伝えするシリーズ、
【そうだったのか?! 『鈴廣の板かまぼこ』】
第9回目のテーマは“かまぼこの技”です。
小田原で板付きかまぼこが作られるようになって、約230年といわれています。
長い時間をかけ今に受け継がれてきた“板かまぼこ”。
豊かな漁場に恵まれた小田原ならではの、いい素材を使ったいい蒲鉾を作り続けるには確かな“技”の伝授が必須でした。
ところで、かまぼこってどうやって作られるのかご存じですか?
ただお魚を捌いて板に盛りつけるだけではないんです。
お魚から肉を採り(採肉)、水で洗い(水晒し)、擂り潰し、(擂潰:らいかい)、形作り(成形)、蒸す(加熱)などの工程を経て作られます。中でも、『一に買い出し、二に臼、三に釜』と言われるほど、魚の見極め、擂潰(らいかい:すり潰すこと)、加熱の三つが重要な工程です。そこには数々の伝統的な技の連続があって、「古今」を代表とする超特選かまぼこのように、“かまぼこ職人”によって品質が守られています。
ここでは工程毎に順を追って、職人技がどこで効いているのかを解説していきましょう。