お中元を贈る時期は地域によって異なります。本コラムでは地域別のお中元の時期や、時期を過ぎてしまったり、相手が喪中であったりする場合の送り方について説明します。お中元を贈る際の参考になれば幸いです。
お中元を贈る時期は地域によって異なります。本コラムでは地域別のお中元の時期や、時期を過ぎてしまったり、相手が喪中であったりする場合の送り方について説明します。お中元を贈る際の参考になれば幸いです。
お中元とは、お世話になっている方に日頃の感謝を込めて、夏に贈る贈り物のことを言います。夏の挨拶も兼ねているので、品物と一緒に手紙を添えると相手の方にさらに喜んでいただけます。
お中元の定番は素麺やビール、かまぼこも
お中元には暑い夏を快適に過ごしていただくためのビールやそうめん、夏の健康を願った鰻やかまぼこ、ビタミンの多いスイカやメロンなどの果実を贈ることが多いようです。
かまぼこもさっぱりと召し上がっていただけるので、夏の魚タンパク源として喜ばれます。暑い日にそうめんに添えたり夏野菜と炒めたりと、おかずや晩酌のおつまみに最適です。
お中元にビールをお探しの方には鈴廣の「箱根ビール」もおすすめです。箱根富士丹沢山系の伏流水で仕込んでいます。この天然水はビールのえぐみとなる鉄分を含まないため、清流をおもわせるきれいな味わいに仕上がります。ホップの香りや苦みも上品で、どなたにも飲みやすいビールです。
お中元を贈るのにふさわしい時期は東日本と西日本で異なります。東日本なら7月初旬〜7月15日、西日本なら7月下旬〜8月15日に贈るのが一般的です。ただ、最近は全国的に7月初旬〜7月15日頃までに統一されつつあります。
7月15日〜8月15日。
旧盆と重なる時期ですが、現在では7月初旬から贈る人も増えてきたので、少し早くても問題ないと思います。
7月初旬〜7月15日。
7月初旬〜7月15日。
地域によって違います。
都市部の金沢などは、7月初旬〜7月15日
能登などは、7月15日〜8月15日
迷ってしまう場合は、7月15日ころに。
かつては7月15日〜8月15日が主流でしたが、現在では7月初旬〜7月15日に贈る方も増えてきました。
8月1日〜8月15日。
九州地方は全国の中でお中元を贈る時期が最も遅いので注意しましょう。
沖縄は特殊で、毎年変わります。
現在でも旧暦をもとに旧盆に合わせているので、毎年お盆期間が変わります。
基本的にはお盆までに贈るのがよいため、沖縄の方にお中元を贈るときはお盆の日を調べてからにしましょう。
お中元の時期がうっかり過ぎてしまったら、のしの表書きを変えます。「のし(熨斗)」とは、お中元を贈るときに品物につける帯のようなものを言います。お中元として贈るには時期が過ぎてしまったけれど、8月末までなら、「残暑御見舞」として贈ることが可能です。贈る時期と地域によってのしの表書きに書く言葉も変わってきますので、以下で簡単にご紹介します。
関東などの一般的な地域
7月初旬〜7月15日 御中元、お中元
7月16日〜立秋(およそ8/7頃) 暑中御見舞、暑中お見舞、暑中御伺、暑中お伺
立秋〜9月上旬 残暑御見舞、残暑お見舞、残暑御伺、残暑お伺
9月上旬を過ぎたら夏のご挨拶としては贈らないようにします。
関西などの旧盆地域
8月15日まで 御中元
8月16日〜9月上旬 残暑お見舞
旧盆地域は関東などに比べて、もともとお中元を贈る時期が遅いので、暑中お見舞と書くタイミングがありません。
贈り先が喪中であっても、お中元を贈っても失礼にはあたりません。なぜなら、お中元はお祝い事ではなく、日頃の感謝の気持ちを示すものだからです。
ただし、初七日が終わらない期間や、法要の日に持参するのは避けます。できれば四十九日を過ぎてからが望ましいです。どうしても気になる場合や不幸があって間もない場合などは、事前に連絡を入れて先方の了解を得てから贈ります。時期を少しずらす場合、お中元であれば暑中見舞いや残暑見舞いとして贈ります。
のしは紅白はふさわしくないので、水引きを使わず以下のように包みます。白い無地の奉書紙か白い短冊に、「お中元」または「御中元」と表書きしたものをつけて贈ります。デパートや百貨店でお中元を贈るときには、相手が喪中であることを伝えると、水引なしの無地ののし紙を用意してくれます。
鈴廣のオンラインショップでのお買い物はヤマト宅急便のお届け日を指定していただけます。お中元時期は繁忙期のため、ご希望通りにお届けできない場合もございます。ご了承ください。
鈴廣は天然素材だけを使い、魚本来の味わいを大切にしております。保存料や化学調味料なども一切使わずにものづくりをしております。夏の一押しは「冷やしおでん」です。鯛の出汁に柚子をきかせたジュレで、かまぼこや海老、ぎんなんなどを食べる夏のおでんです。夏の健康を願ったお中元にぴったりです。