かまぼこで“おいしく”たんぱく質 「and CURRY(アンド カリー)」阿部由希奈さん シーセージカレー

自炊期間が長くなると、気になるのは食事の栄養バランス。ご飯や麺類、パンなどの炭水化物ばかりになると、たんぱく質やミネラルなどの栄養素が不足し、免疫力が下がったり、体調が崩れる原因にもなります。

 

 

 

かまぼこで“おいしく”免疫力アップ

おうち生活の定番、ラーメンやパスタなどの麺類、あるいはカレーやチャーハンなどのご飯ものなど、炭水化物の食事に、かまぼこを加えたり、添えたりするのが簡単です。炭水化物にかたよったメニューでは不足してしまう、タンパク質やミネラルをかまぼこで補う。たんぱく質は、筋力や免疫力の低下を防ぎ、体調や精神面での不調も起こしにくくする栄養素。さらにかまぼこメインの一品を作っていただけたなら、かまぼこ屋としてはさらに喜ばしいこと。
鈴廣かまぼこの弾力や旨味を生かしたレシピを、今回はand CURRYの阿部由希奈さんにご紹介いただきます。

and CURRY アンドカリー 阿部由希奈(あべ・ゆきな)さん

無類のカレー好きが高じ、流しのカレー屋「and CURRY(アンド カリー)」を2015年にスタート。全国各地のイベントに出店したり、ケータリングなどを行っている。目指すは塩分や油脂をできるだけ控えた、日本人が毎日食べられる、和食のようなカレー。訪ねた先では、その土地の旬の食材を積極的にカレーに取り入れている。今年2月に女の子を出産したばかりで子育ての真っ最中だが、カレーへの愛はさらに深まっているそう。体にいいスパイスを、もっと普段の食生活に取り入れていきたいと、今回もかまぼこカレーを提案してくれました。

「油分や塩分を控えめにした、毎日食べられるカレーです。たとえるなら、みそ汁のようなさらっとした口当たり。シーソーセージはうまみも食べ応えもあるので、スパイスにも負けません。辛さは唐辛子の量で好みに調整できます。合わせるごはんは白米でもいいですが、私は玄米と白米の間の五分づきで、水加減は気持ち少なめにしています。食感がぱらっとして、ビタミンやミネラルも残るのでより健康的です」。

シーセージカレーのレシピ

今回使用した商品: Seasageシーセージ プレーン

鈴廣の姉妹ブランド「SEAtoYOU suzuhiro」のオリジナル商品です。パキッとした食感、プリプリジューシーな味わいが特長。すり身と天然由来のスパイスを使った独自の製法でつくっています。何度も試作を繰り返し、魚の旨みをシンプルに生かした逸品に!(第28回 全国水産加工品総合品質審査会にて入賞)

材料

鈴廣Seasageシーセージ プレーン 4本
玉ねぎ 大1個
にんにく 1片(10g)
しょうが 1片(10g)
トマト 1個
青唐辛子 1本
唐辛子 1本
クミンシード 小さじ1
コリアンダーパウダー 大さじ1
ターメリック 小さじ1/3
油 大さじ2
水 400㏄

シーセージカレーの作り方

作り方
1.玉ねぎは4等分し、繊維を断つように薄切りする。にんにくとしょうが、青唐辛子はみじん切り、トマトとシーソーセージはひと口大に切る。
2.鍋に油と唐辛子を入れて20秒ほど加熱し、さらにクミンシードを入れ加熱して油に香りや辛みを移す。
3.鍋に玉ねぎ、にんにく、しょうが、青唐辛子を順に入れながら炒める。玉ねぎがしんなりしたら火を止め、コリアンダーパウダー、ターメリック、ソーセージを加える。
4.水を入れて5分ほど煮たらトマトを加え、味をみて塩で調える。
 

阿部由希奈さんプロフィール

and CURRY アンドカリー 主宰 阿部由希奈
店舗を持たず、あらゆる場所で活動をする「流しのカレー屋」。2018年7月新代田にカレー活動の拠点としてkitchen and CURRY開設。週2日ほど“キッチン開放日”としカレーを提供。
著書に『スパイスでおいしくなるand CURRYのカレーレッスン』(立東舎)『野菜が主役 季節のカレー』(世界文化社)がある。

kitchen and CURRY
東京都世田谷区羽根木1-21-24亀甲新1階 
※営業日はHPならび各SNSをご確認ください。

HP https://www.andcurry.com/
Instagram https://www.instagram.com/yukinaa.m/?hl=ja

photographs by Hiyori Ikai

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この記事を書いた人

馬田草織

編集者・ポルトガル料理研究家。料理雑誌などで編集者・ライターとして活躍するかたわら、自宅でポルトガル料理教室を主宰。Web「cakes」にてお酒に合うポルトガル料理を紹介する「ポルトガル食堂」を連載中。
近著『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)など著書多数。

http://badasaori.blogspot.com/

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