【かまぼこのお供に】Suzuhiro Sounds 9月「夏が終わる、秋の気配。大貫妙子」

Suzuhiro Sound 9月「長月」2024

皆様、こんにちは、こんばんは。

「かまぼこのお供に音楽を」をコンセプトに音楽セレクトを担当しています、fountain 2 fountainのスズキショーンショウスケです。

夏の終わりが近づき、秋の気配を感じるようになりました。ミーンミーンと鳴く蝉の声から、コロコロと鳴く秋の虫へ。ひまわりからコスモスへ。季節の移り変わりを、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

私がこの時期に聴きたくなるのが、シンガーソングライターの大貫妙子氏の曲です。大貫氏は1953年東京生まれ。1973年に山下達郎氏らと「シュガー・ベイブ」というバンドを結成し、「DOWN TOWN」や「いつも通り」、「雨は手のひらにいっぱい」など数多くの名曲を発表しました。1976年にバンドを解散すると、その年にソロアルバム「Grey Skies」を発表。その後も「SUNSHOWE」や「MIGNONNE」など名盤と言われるアルバムを世に送り出しました。

名曲の中でも「海と少年」は、「夕陽は暮る海に 溶けだして 熱い体をつつむよ かけだした砂浜に 影のびて 夏の日の終り告げる」という歌詞から始まります。まさに夏から秋へと変化を遂げる、今の時期にぴったりの曲です。彼女が生み出す歌詞は詩的で、寂しさとノスタルジーさを同時に感じさせる不思議な魅力があります。機会があれば歌詞を全て読みながら聴いていただきたいです。情景が頭に浮かび、より一層歌に立体感が生まれてくると思います。

それでは、来月もここでお会いしましょう。

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スズキショーンショウスケ

(大貫妙子 1978年 3rd Album:MIGNONNE「海と少年」からの引用)

トラックリスト

トラックリスト : 

1. 都会 – 大貫妙子
2. Wander Lust – 大貫妙子
3. じゃじゃ馬娘 – 大貫妙子
4. 言いだせなくて – 大貫妙子
5. 海と少年 – 大貫妙子
6. 宇宙みつけた – 大貫妙子
7. RECIPE <調理法> – 大貫妙子
8. 色彩都市 – 大貫妙子
9. 空をとべたら – 大貫妙子
10. 午后の休息 – 大貫妙子
11. 太陽がいっぱい – 大貫妙子

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2018年に発足
時間、場所、そして季節に合わせた音楽セレクトとプロデュースを行う音楽レーベル
Instagram: https://www.instagram.com/fountain_2_fountain/

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