年末年始に最も人気な詰め合わせといえば「松寿」と「ちどり」です。おせち料理に欠かせない紅白のかまぼこと伊達巻を、正月限定の干支箱に入れてお届けします。
さて、来年の干支はうさぎ。黄色の箱にはうさぎが6匹描かれていますが、一体何をしているのでしょうか。
今年の図案は月うさぎの餅つきならぬ、「月うさぎのかまぼこづくり」。魚釣りからかまぼこを蒸しあげるまで、せっせとぴょんぴょんと働くうさぎが愛らしいデザインです。
人々は古来から月の神秘に魅了され、うさぎの餅つき、竹取物語など様々なお話を生み出してきました。「どんな時代も自由な発想と遊び心を大切にしていきたい」。そんな思いを型染作家の鈴木結美子さんが形にしてくださいました。この箱を受け取ってくださった方が、新年を笑顔で迎えてくださるよう願っています。型染について詳しくはこちらから。
月うさぎの干支箱でお届けする「松寿」と「ちどり」を詳しくご紹介します。まずは「松寿」から。こちらには紅白の「特上蒲鉾」と「伊達巻」を詰めております。
「特上蒲鉾」は小田原かまぼこの伝統を忠実に受け継ぐ板かまぼこ。日本近海のグチをメインに、オオギスなどをブレンドしています。これらの魚を小田原の工場で石臼と杵ですり上げ、鮮度を保ったまま一気にかまぼこに。一本一本に洗練された職人たちの技と知識が凝縮されています。
「特上蒲鉾」の特徴といえば、魚の豊かな香りや風味、そして歯に吸い付くようなしなやかな食感です。新年の幕開けにふさわしい一本だと自負しております。
鈴廣の「伊達巻」は七代目鈴木廣吉がようやくたどり着いた自慢の逸品です。ふわふわの伊達巻とは一味違い、しっとりジューシーで、驚くほど魚の旨みがしっかり。濃厚ながらも、自然由来の素材のみで作っているため後味はやさしい仕上がりです。
甘味には麹が生み出す上品な甘みが特徴の本みりんをたっぷり使用。卵には「都路のたまご」を採用しています。マリーゴールドを含む上質な餌を食べて育った鶏の黄身の濃い卵を使用することで、濃厚な味わいと鮮やかな黄色を際立たせました。
「ちどり」の詰め合わせには、紅白の「謹上蒲鉾」と「伊達巻」を入れております。
「謹上蒲鉾」はぷりっとした強い弾力が特徴の板かまぼこです。弾力に優れたグチを使い、このグチが一年の中でもっとも肉質の弾力が強い旬の時期に浜揚げしています。さらに、季節によって変わる魚の肉質や脂ののりを見ながらタイ類やタラ類もブレンドしています。
年初めの一口に召し上がっていただくかまぼこ。皆さまが口になさったときに、「新年がよいものになる」と思っていただけるような一本を作ってまいります。
素材のよさを生かすため化学的に合成された添加物は使わず、魚醤やみりんなどの天然の発酵調味料で味付けしております。
皆さまのお正月のおせち料理に、大切な方への贈り物に、どうぞご利用ください。
※12月24日(金)以降に出荷分につきまして、限定干支柄パッケージでございます。
Photos by Hiyori Ikai, Written by Kaeko Liff