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暑い日にも「タンパク質」がしっかりとれるスタミナ料理を紹介する本シリーズ。
今回は「百年ちくわとネギのかき揚げ丼」。魚の旨みがぎゅっと凝縮した「百年ちくわ」で味わう、塩やたれを使わない一皿です。
食材のポイント
1、体を温める薬膳食材、長ネギ
薬膳料理では体を温める食材として長ネギがよく使われます。夏の空調で体が冷えた時にもおすすめ。揚げることで甘みを増したネギは「百年ちくわ」の旨みと相性抜群です。
2、お魚たんぱく質たっぷりの「百年ちくわ」
白身魚から作られる「百年ちくわ」には良質なタンパク質が豊富です。今日のレシピは一杯に「百年ちくわ」1本、6.4gのお魚たんぱく。
タンパク質は筋肉や臓器、皮膚や毛髪、さらに免疫細胞の材料となる大切な栄養素。しっかり摂ることで疲れにくい体を作ります。
(※魚肉タンパクの特徴についてはこちらの記事も)
焼き立ての干物の表面のような味わいを再現したいと、3年もの年月をかけて生み出された「百年ちくわ」。竹輪のためにつくった魚のすり身に上質なサバと煮干の出汁を加えることで、焼き目にお魚の天然アミノ酸の旨味がぎゅっと凝縮されています。噛みしめるたびに笑顔になる、そんな自信作です。
(2食分)
・「百年ちくわ」2本 タンパク質は13.2g。
・お米 1合
・卵 1個
・長ネギ 1/2本
・小麦粉 大さじ3
・水 大さじ3
・大葉 1〜2枚
① 「百年ちくわ」を1.5cm程の少し厚めに輪切りする
② 長ネギも同じく厚めに1cm程の厚さで輪切りする
③ 小麦粉、水(冷水)、溶き卵をボールに入れて、天ぷら衣を作る
④ ③に切った「百年ちくわ」と長ネギを入れてよく混ぜる
⑤ 160度に熱した油に、15cm程度の大きさにした④の生地を入れ、2~3分ほどで裏返し、全体で3〜4分、カリッとするまで揚げる
⑥ 丼ぶりにご飯をよそい、大葉を敷き、揚げたての天ぷらをのせて、完成
Photos by Hiyori Ikai, Recipe by Hirozumi Ogawa, Written by Kaeko Liff