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暑い日にも「タンパク質」がしっかりとれるスタミナ料理を紹介する本シリーズ。
今回は「百年ちくわと海のすふれのナムルキンパ」を作ります。市販のナムルを使えばあっという間にできあがり。
食材のポイント
1、お魚たんぱく豊富な「百年ちくわ」「海のすふれ」
白身魚を一度すり身にするかまぼこは、必須アミノ酸をすべて含み、消化しやすいタンパク質食材です。
タンパク質は筋肉や臓器、皮膚や毛髪、さらに免疫細胞の材料となる大切な栄養素。必要な量をしっかりと摂ることで疲れにくい体を作ります。
(※魚肉タンパクの特徴についてはこちらの記事も)
2、野菜をたっぷり食べられるナムル
ナムルとは野菜を茹でてごま油や塩、にんにくで和えた韓国料理。ごま油と一緒に食することで野菜のβ-カロテンの吸収もよくなります。
「海のすふれ」ははんぺんのようなふわふわな食感と、海老や魚の旨みがふわりと口に広がる上品なおいしさの玉子焼きです。
高級寿司店で出されるたまご焼き、いわゆる「玉(ぎょく)」といわれる「寿司玉」を鈴廣流にしっとりふわふわにアレンジしました。口に入れるとしゅわっととける軽い口当たりが特徴です。
焼き立ての干物の表面のような味わいを再現したいと、3年もの年月をかけて生み出された「百年ちくわ」。竹輪のためにつくった魚のすり身に上質なサバと煮干の出汁を加えることで、焼き目にお魚の天然アミノ酸の旨味がぎゅっと凝縮されています。噛みしめるたびに笑顔になる、そんな自信作です。
(2本分)
・「海のすふれ」1/3個
・「百年ちくわ」1本
・きゅうり 1本
・お米 1合
・海苔 2枚
・ごま 適量
・ナムル盛り合わせ 適量
① 「百年ちくわ」を縦に4等分に切る
② 「海のすふれ」を1.5cmの幅で細長く切る(1個を縦に6等分)
③ きゅうりは細長く切る
④ 巻き簾の上に海苔をのせ、ご飯を手前から3/4程度まで均一に広げる(手前1cm、奥3-4cmあける)
⑤ その上に「百年ちくわ」(1/4カットを2本)「海のすふれ」(1/6カットを1本)、きゅうり、ナムルをのせる
⑥ 巻き始めは手前のごはんを具の向こうのごはんにくっつけるような感じで、間の具が動かないよう、両手で押さえながら巻く。一旦巻き簾で押さえて、残りを押さえつけながら巻く
⑦ 一口大の食べやすい大きさに切り、お皿に盛り付け、仕上げに白ごまをまぶして、完成
Photos by Hiyori Ikai, Recipe by Hirozumi Ogawa, Written by Kaeko Liff