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暑い日にも「タンパク質」がしっかりとれるスタミナ料理を紹介する本シリーズ。
今回は爽やかな香りが食欲をそそる「あげかまのシーフードグリーンカレー」。南国のスパイス料理には暑さを乗り切る知恵が詰まっています。
食材のポイント
1、消化促進の薬膳食材、スパイスやハーブを
グリーンカレーに使われるレモングラスやクミンは消化を助けるといわれています。
2、お魚たんぱく質たっぷりの「あげかま」
白身魚から作られる「あげかま」には必須アミノ酸をすべて含んだ良質なタンパク質が豊富です。タンパク質は筋肉や臓器、皮膚や毛髪、さらに免疫細胞の材料となる大切な栄養素。しっかり摂ることで疲れにくい体を作ります。
3、低糖質のココナッツミルク
ココナッツミルクを使うことで、糖質の高い小麦粉を使わずにコクやとろみを出します。また、ココナッツミルクは汗で失われがちなカリウムも。
カレーの具材には、白身魚のすり身に海老や青のりを加えて米油で揚げた「あげかま」をたっぷりと。すでに加熱してあるので、カレーにさっと加えるだけで、魚介の旨みと米油のコクが味わい深い一皿になります。
(4人前)
・「あげかま」5枚(½ パック)*タンパク質28.1g
・赤パプリカ 130g(1個)
・なす 180g(2本)
・たけのこ 100g
・パクチー 適量
・グリーンカレーペースト 50g
・ココナッツミルク 400ml
・すりおろしにんにく 小さじ1
・油 大さじ1
・ナンプラー、砂糖 (お好みで)
① なす、赤パプリカ、たけのこを1cm幅で縦切りする
② 「あげかま」を1.5cm幅で削ぎ切りする
③ 中火で熱したフライパンに油をひき、①の野菜を炒める
④ グリーンカレーペーストとすりおろしにんにくを加えて炒め、ココナッツミルクを入れたら弱火で15分程煮込む
⑤ 「あげかま」を加え温める。かまぼこは煮込みすぎると弾力が落ちてしまうので、さっと温める程度で。
⑥ 全体が温まったら器に盛り付け、パクチーを添える
切ってすぐ食べられるかまぼこは忙しい毎日に便利です。かまぼこ1本に7匹の魚を使っているので、栄養も抜群。化学調味料や人工甘味料なども一切使用しておりません。冷蔵にいつものかまぼこをどうぞ。
3種が入った楽々おかずセット(い)には「あげかま」、鈴廣自慢の板かまぼこ「謹上蒲鉾」や一口かまぼこの「ぷちかま チーズ」を取り合わせました。
Photos by Hiyori Ikai, Recipe by Hirozumi Ogawa, Written by Kaeko Liff