鈴廣の「百年ちくわ」が農林水産大臣賞を受賞いたしました。これは全国蒲鉾品評会での最優秀賞にあたります。
ちくわの冠たる料理である磯辺揚げを「百年ちくわ」で是非召し上がってください。
揚げ衣には青のりのほか、酒粕わさび漬けもプラス。ふんわりと芳醇な香りがたまりません。
日本一のちくわを作ろうと開発に3年かけてやっと生まれた「百年ちくわ」。
干物を焼いた時に生まれる天然アミノ酸の旨みを、ちくわの皮に出せないかと考えました。
魚の香ばしい旨みを再現するため編み出したのが、出汁を生地に混ぜ込み、さらに形成直後のちくわの表面にも吹き付けるという製法です。使用するのは、サバ粉と煮干しを一晩かけてじっくり水出しした、雑味のないクリアな出汁。もともと上質なすり身でできた生地ですが、さらにこの出汁を加えることで、濃厚な旨みがプラス。また、出汁がかかった表面は、こんがり焼くとまさに干物や焼き魚のような香ばしさが生まれます。隠し味に加えられたごま油と生姜の風味も相まって、何層にも広がる深い味わいを楽しめます。
揚げ衣には青のりのほか、わさび漬けも加えました。鈴廣の「わさび漬け」は粗めに切った山葵の根や茎を、灘吟醸の酒粕と混ぜ合わせています。酒粕の芳醇な香りが広がり、割烹料理屋の一品のような仕上がりに。
・百年ちくわ 1本
・わさび漬け 20g
・青のり 適量
・小麦粉(薄力粉) 大さじ2
・水 大さじ2
① 百年ちくわは縦半分に切る。
② 青のり、小麦粉、水、わさび漬けを混ぜ合わせて衣を作り、①の百年ちくわにまんべんなくつける。
③ 少なめの油で1分~2分、カラリとするまで揚げる。
④ 揚げたてを頬張っても、お弁当にいれても大満足のおかずです。
Photos by Hiyori Ikai, Recipe by Hirozumi Ogawa, Written by Kaeko Liff