大晦日には年越しそばを食べる習慣があります。これは、敢えて切れやすいそばを食べて「今年一年の災難を断ち切る」との願いを込めているのだそうです。
紅白かまぼこの白は清浄、赤は魔除けの色をしており、厄よけ祈願にもふさわしい食材。白身魚の旨みとぷりっとした弾力が、蕎麦にもよく合います。
大晦日には年越しそばを食べる習慣があります。これは、敢えて切れやすいそばを食べて「今年一年の災難を断ち切る」との願いを込めているのだそうです。
紅白かまぼこの白は清浄、赤は魔除けの色をしており、厄よけ祈願にもふさわしい食材。白身魚の旨みとぷりっとした弾力が、蕎麦にもよく合います。
蕎麦と一緒に召し上がっていただきたいのが「特上蒲鉾」。魚の豊かな香りや風味、そして歯に吸い付くようなしなやかな食感です。
しなやかな弾力は日本近海のグチやオオギスなどを、小田原の工場で石臼と杵ですり上げることによって引き出しています。魚醤やみりんなどの天然の発酵調味料で味付けしておりますので、魚本来の美味しさをお楽しみください。
「海山のおーどぶる」とは白身魚で作った柔らかなすりみをベースに、海の幸・山の幸を合わせた前菜です。懐石料理を思わせる三種は、おそばのお伴にぴったりな味わいです。
『えび枝豆』 ぷりぷりの海老と枝豆を練り込んだすり身の贅沢なハーモニー
『あなご・ごぼう』ふっくら穴子とシャキシャキごぼうを三つ葉の香りが引き立てます
『かにたま』ベニズワイとタラバの蟹のおいしさに、胡麻油の香りがアクセント
(2人前)
・特上蒲鉾 2枚
・海山のおーどぶる
・出汁 220㏄ (鰹や宗田鰹の厚削りでがおすすめ)
・しょうゆ 50㏄
・本みりん 10cc
・さとう 10㏄
・蕎麦乾麺 120~180g
・ネギ 適量
・わさび 適量
①出汁をとる。鰹や宗田鰹の厚削りを弱火で15分間煮だす
②かえしを作る。しょうゆを温めたら砂糖を溶かす。みりんを入れ3分ほど加熱する
③かえしに出汁を加えて、お好みの濃さにする
④そばを茹でる。沸騰したお湯に乾麺をいれ、麵同士がくっつかないようにかきまぜる
⑤そばはしっかりと中に芯が残らなくなるまで茹で、冷水でしめる
⑥かまぼこや海山のおーどぶるを12㎜の厚みに切り、ネギもお好みの大きさに切る
⑦蕎麦や薬味、かまぼこを盛り付ける
最近は年越しそばにおかめそばを作る方も増えてまいりました。おかめ蕎麦とは、江戸時代にそば屋「太田庵」が考案したとされ、かまぼこや椎茸、三つ葉などを使って、福を呼ぶお多福「おかめ」さんに見立てたものです。
大晦日の食卓をおいしく多幸溢れる年越しそばでお過ごしください。
Photos by Hiyori Ikai, Written by Kaeko Liff