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かまぼこの飾り切り~紅白の吉祥文様  後編~

紅白かまぼこを使った吉祥文様を5種類を紹介しております。(前編はこちらから

かまぼこが歴史上初めて記録に残されたのは1115年の平安時代でございます。貴族である藤原家の祝宴の席で振舞われたと書かれていますが、それから900年以上もの間、ハレの日の縁起物として継承されてきました。

令和4年のお正月も、縁起のよい紅白かまぼこでごゆるりとお過ごしください。

神の依り代 松に松

お正月にかかせない松を表した飾り切りです。お正月は各家に年神様がお越しになります。無事に遠くからいらっしゃれるようにと、神が宿るといわれる松の木を門に飾る習慣があります。

作り方


①かまぼこを12㎜の厚さに切る

②3㎜間隔で写真のような切り込みを入れる

③切り込みでできたかまぼこの帯を折り返す

おめでたい 初日の出

年神様は初日の出とともに各家に訪れると言われています。神々しい日の光を表現した飾り切りです。

作り方


①12㎜の厚さにかまぼこを切り、写真のように真ん中に切り目を入れる

② ①の片方に3㎜間隔で切れ目を入れる

③ ②の帯を上記の写真のように折り返す。一つ折り返したら、次は折り返しません

二重孔雀 福をかさねがさねに

孔雀(くじゃく)も吉祥文様です。羽を広げた様子が末広がりで縁起がよいと考えられてきました。今回はかまぼこアーティストのかまぼこママさんが孔雀を重ねて、さらに運気が上がりそうなデザインに仕上げました。

作り方

①かまぼこを12㎜の厚さに切り、中央に切れ込みを入れる

② ①を開いて、3㎜間隔に切れ目を入れる

③両側とも切れ目を入れる

④ ③で作ったかまぼこの帯を折り返す

⑤全体を丸めてできあがり

「特上蒲鉾」と「伊達巻」の詰め合わせ『松寿』

今回使用は「特上蒲鉾」を使いました。魚の豊かな香りや風味、そして歯に吸い付くようなしなやかな食感です。弾力もよく柔軟に曲がるので、細かな飾り切りに向いています。

しなやかな弾力は日本近海のグチやオオギスなどを、小田原の工場で石臼と杵ですり上げることによって引き出しています。魚醤やみりんなどの天然の発酵調味料で味付けしておりますので、魚本来の美味しさをお楽しみください。

年末年始は板かまぼこと伊達巻をお使いいただく機会が多いかと思います。
特上蒲鉾と伊達巻入りの「松寿」があれば、おせちやお雑煮、年越しそばなど様々に重宝いたします。

「かまぼこの飾り切り~紅白の吉祥文様 前編~」はこちら

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