縁起のよい紅白のかまぼこで、干支の寅(トラ)を作りました。
トラは勇猛果敢な動物で厄除けや疫病除けとして尊ばれています。睨みを利かせて災いをはねのけ福を呼ぶよう願いを込めて、おせち料理や年越しそばに添えていただければと思います。
縁起のよい紅白のかまぼこで、干支の寅(トラ)を作りました。
トラは勇猛果敢な動物で厄除けや疫病除けとして尊ばれています。睨みを利かせて災いをはねのけ福を呼ぶよう願いを込めて、おせち料理や年越しそばに添えていただければと思います。
今回、飾り切りに使用したのは「特上蒲鉾」。魚の豊かな香りや風味、そして歯に吸い付くようなしなやかな食感です。
弾力もよく柔軟に曲がるので、細かな飾り切りに向いています。
しなやかな弾力は日本近海のグチや地元相模湾のオオギスなどを、小田原の工場で石臼と杵ですり上げることによって引き出しています。魚醤やみりんなどの天然の発酵調味料で味付けしておりますので、魚本来の美味しさをお楽しみください。
(紅白2体)
・特上蒲鉾 紅 計3枚 16㎜、12㎜、7㎜の厚さのものを1枚ずつ
・特上蒲鉾 白 計2枚 16㎜、12㎜の厚さのものを1枚ずつ
・楊枝 二本
・ストロー
①かまぼこを必要枚数切る。紅色は計3枚(16㎜、12㎜、7㎜の厚さが一枚ずつ)、白色は(16㎜、12㎜の厚さが一枚ずつ)
②16㎜の厚さに切ったものに、しっぽを作る。かまぼこの表面を桂切し、中央に切れ目をいれる。
③ ②で入れた切れ目に、薄く切ったかまぼこの端を通す。上の写真のようにくるりとねじりが利いたしっぽができる。
④しっぽと反対側にストローをさして、ピンクを丸く2つ抜く。(後ほど、これを目に埋め込みます)
⑤12㎜の厚みに切ったかまぼこで顔を作ります。切れ込みを入れます。切り取ったかまぼこはあとで鼻として使います。
⑥ストローで目の部分を切り抜きます。
⑦ ④で切り抜いたピンクの丸を⑥で作った穴に埋めます。目ができます。
⑧ ④で作った穴の上あたりに楊枝を刺します。
⑨楊枝でトラの体と顔を合体させます。
⑩切り抜いたかまぼこや、まだ使っていない7㎜の紅かまぼこを使って、鼻や額の睨み模様を作ります。
⑪ ⑩の顔の部品を置いて完成です。
こちらに動画もございます。ぜひご覧ください。
佐賀県有田町にある有田焼の窯元の家に生まれ、美しい器に囲まれて育つ。
子供へのかまぼこ弁当を作り始めたのがきっかけで、かまぼこの飾り切りやレシピを考案。
現在はかまぼこアート、レセプションパーティ等でかまぼこピンチョスや前菜のテーブルコーディネートなども行う。江戸懐石近茶流師範、草月流いけばな師範、日本画家太田慧香氏に師事。
クックパッド:https://cookpad.com/kitchen/2784459
Instagram:https://www.instagram.com/kamabokomama/
photographs by Hiyori Ikai/ Recipe by Kamaboko mama, written by Kaeko Liff