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そのまま食べてもおいしい「百年ちくわ」ですが、熱が加わることでお魚の風味やちくわのふっくらとした食感がよみがえります。「百年ちくわ」の肉厚な弾力を楽しんでいただきたいので、ちくわの断面が残るように斜めの輪切りにしています。
ピーマンのほかにも、夏野菜であるセロリやズッキーニなどを加えるのもよし。旬の野菜でお楽しみください。
(1 人前)
・百年ちくわ 1 本 (1/2 袋)
・ピーマン 中2 個
・赤・黄色ピーマン 1/2 個づつ
・たけのこ水煮 50g
・白ごま 適量
<調味料A>
・オイスターソース 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・はちみつ 小さじ1/2
・酒 小さじ1
①:百年ちくわを斜めに輪切りにする。厚みはお好みで。
②:ピーマン類、タケノコの水煮も大きさを揃えて細切りにする
③:調味料A のボウルに入れ、混ぜ合わせる
④:フライパンに油をひき、中火で熱し、百年ちくわ、ピーマン類を加えて炒める
⑤:3 の調味料A を入れ、ピーマンがしんなりするくらいまで、さらに炒める
⑥:お皿に盛り付け、白ごまをふり、完成
「百年ちくわ」の濃ゆい味わいの秘密は、すり身に混ぜ込み、さらに焼く前に皮目に吹きかける出汁にあります。サバ粉と煮干しを一晩かけてじっくり水出しした雑味のないクリアな出汁で、これをかけることで皮目に焼き魚のような香ばしさが生まれます。
今回の料理にペアリングしたのは箱根ビール「箱根ピルス」です。「箱根ピルス」はのど越しがよいピルスナータイプのビールで、炒め物の油分をすっと流してくれます。
「箱根ピルス」は箱根富士丹沢山系の伏流水で仕込んでいます。ビールのえぐみのもととなる鉄分を含まないこの水を使うことで、雑味のないクリアーなのど越しを楽しめます。
「国際ビール大賞」「アジア・ビアカップ」で幾度となく金賞を受賞、また国内外のクラフトビールが集まる「JAPAN BREWERS CUP」でもピルスナー部門堂々の1位に選出されました。
Photos by Hiyori Ikai, Recipe by Hirozumi Ogawa, Written by Kaeko Liff