ふっくらつややかな新米の季節を迎えました。
炊き立てごはんと白身魚のかまぼこは至高のマリアージュです。
今秋は全4回にわたり、かまぼこアーティストのかまぼこママさんに、かまぼこ飯料理を教えていただきます。かまぼこは1本に約7匹の魚を使っておりタンパク質が豊富。炭水化物のごはんに、かまぼこを加えることで、体も喜ぶお料理に早変わりします。
ふっくらつややかな新米の季節を迎えました。
炊き立てごはんと白身魚のかまぼこは至高のマリアージュです。
今秋は全4回にわたり、かまぼこアーティストのかまぼこママさんに、かまぼこ飯料理を教えていただきます。かまぼこは1本に約7匹の魚を使っておりタンパク質が豊富。炭水化物のごはんに、かまぼこを加えることで、体も喜ぶお料理に早変わりします。
今日のメニューはシンプルな「かまぼこ丼」。土鍋で炊いたご飯にかまぼこや海苔、たまごの醤油漬けや薬味などをのせて、ぱくぱくっとかき込んで召し上がってください。
みずみずしい新米に、ぷりっぷりのかまぼこ、黄身醤油の旨味と粘り、炙り海苔のサクサク食感、そしてわさびのツーンとした香りがたまりません。
小田原にはかまぼこママさんがよく訪れる田んぼがあります。箱根山と丹沢山地の麓、足柄平野にある志村屋米穀店5代目志村成則さんの田んぼです。
「志村さんの田んぼではトンボやおたまじゃくしだけではなく、なまずやこいなどの淡水魚も見かけます。小さな微生物も棲んでいて土づくりに大切な役割を果たしています」(かまぼこママさん)
志村さんが育てるお米は農薬も化学肥料も使いません。そのため、稲が自力で育ち、お米本来の旨味や甘み、香りを楽しむことができます。「九月に入ると志村さんの『はるみ』というお米から収穫が始まります。『かまぼこをのせて早く食べたい~』と心がうずうずしてしまいます」(かまぼこママさん)。
(一人前)
・「謹上蒲鉾」 好みの厚さのものを3~5枚
・ごはん 1膳分
・しそ
・炙り海苔
・黄身の醤油漬け(黄身を醤油に一晩漬けたもの)
・わさび
かまぼこ丼のポイントはかまぼこの切り方。かまぼこは厚さや大きさで噛んだときの食感が異なるからです。「私のおすすめは少々大きめのさいの目切りです。10mm角のサイコロ状に切ると歯ごたえが楽しいですよ」(かまぼこママさん)。
①かまぼこをお好みの大きさに切る
②ごはんの上に、かまぼこ、紫蘇、炙り海苔、黄身醤油漬け、わさびを載せる
「謹上蒲鉾」はプリッとしなやかな歯ごたえと弾力が特徴の板かまぼこ。かまぼこ作りに最適なグチを主に使い、季節に応じてタイ類やタラ類をブレンドしています。でんぷん粉も使用せず、職人が水と塩と熱の力を使って、魚の身本来の弾力を引き出します。
かまぼこ丼でまずはお試しいただきたい「謹上蒲鉾」は単品でもお求めいただけますが、ギフトセットもございます。
「謹上晩酌セット」は「謹上蒲鉾」の他、炊き立てのごはんにぴったりのものが勢揃いです。イカの発酵菌が生み出す旨味を味わう「生糀熟成塩辛」や灘吟醸の酒粕で漬けこんだ「わさび漬け」など、晩酌にもお使いいただけます。
器:井上萬二窯 井上祐希作
Recipe by Kamaboko Mama, Photos by Hiyori Ikai, Written by Kaeko Liff