ふわふわでふくよか、魚のやさしい味わいの「ふっくらさつま」。
食感ははんぺんのようだけれども、米油で揚げることで香ばしい皮目も楽しめる。鈴廣の「お好み十選」シリーズの中で、もっとも人気な商品の一つです。
私が「ふっくらさつま」のレシピを考えた時に連想したのはお豆腐料理。「ふっくらさつま」はお豆腐のように心地よい食感をもちながら、醤油でも味噌でもスパイスでも“何でも来い”な柔軟さの持ち主です。その上、「ふっくらさつま」なら、お魚の良質なタンパク質をたっぷりとることができます。
夏といえば麻婆豆腐。スパイシーな刺激で食欲を搔き立てましょう。
「ふっくらさつま」のふわふわな食感との相性を考えて、麻婆豆腐の具材はなるべく小さく刻みます。今回は「食べるラー油」を使うことで時間をかけずに作れるアレンジにしています。
食べるラー油がない場合は、胡麻油とにんにくと生姜、家にある七味やタバスコなどをフライパンに加えて、好みの味になるように調整してください。
(1 人前)
・ふっくらさつま 3 個(ひと袋)
・豚ひき肉 50g
・食べるラー油 大さじ1 (15g)
・長ネギ 適量
・青ねぎ・唐辛子 お好み
①:ふっくらさつまを半分にカットする
②:フライパンに油をひき、豚ひき肉を炒める
③:ふっくらさつまと長ネギ、食べるラー油(市販のもので可)を入れ、さらに炒める(ふっくらさつまに味がついているので、塩は不要)
④:お皿に盛り付け、お好みで青ネギ、唐辛子を添えて、完成
「お好み十選 ふっくらさつま」は白身魚のすり身に、山芋と大豆の粉を加えることではんぺんのようなふわふわな食感を生み出しています。揚げ油は米油。酸化しにくく、この油を惜しげなく新しい油に入れ替えながら使うことで、脂っこくなくあっさりと仕上がっています。
「お好み十選 ふっくらさつま」のほかにも、お好み十選には全10種類の商品がございます。1袋180円からで、食感や味わいの異なるかまぼこを色々お試しください。
写真の左上から右に、その後左下から右に順番に説明します。
小魚さつま:白身魚のすり身といわしの魚肉を混ぜ込みました。魚の光物の濃い旨味。
四季木の葉:生姜香る、ぷりっとしなやかな食感です。
炙り焼きかま 枝豆:食感楽しい枝豆に、ピリッとブラックペッパーがアクセント。
炙り焼きかま コーン・ホタテ:とうもろこしの甘味とホタテの旨味がぎっしり。
えびボール:上品なすりみにむきエビを混ぜています。海老のぷりっとした食感とソフトなすり身のマリアージュ。
ねぎまぐろ:鮪と葱を混ぜ合わせて米油で揚げた満足な一口。葱の香りとシャキシャキの食感。
ピリ辛軟骨:鶏軟骨の食感がたのしい、スパイシーな揚げかまぼこ。
今回の料理にペアリングしたのは箱根ビール「箱根ピルス」です。「箱根ピルス」はのど越しがよいピルスナータイプのビールで、モルトの旨味や香りとホップの苦味に麻婆豆腐風のスパイスがぴったりと合います。
「箱根ピルス」は箱根富士丹沢山系の伏流水で仕込んでいます。ビールのえぐみのもととなる鉄分を含まないこの水を使うことで、雑味のないクリアーなのど越しを楽しめます。
「国際ビール大賞」「アジア・ビアカップ」で幾度となく金賞を受賞、また国内外のクラフトビールが集まる「JAPAN BREWERS CUP」でもピルスナー部門堂々の1位に選出されました。
Photos by Hiyori Ikai, Recipe by Hirozumi Ogawa, Written by Kaeko Liff