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日本の旅館の朝ごはんはおいしいですよね。
朝風呂に入り部屋に戻ると炊き立ての白米とじゅわりと旨味溢れる干物、そしてプリッとしたかまぼこの朝ごはん。鈴廣のかまぼこの里の近く、箱根や湯河原の温泉宿では小田原の海の幸が贅沢に振舞われます。
夏のギフト「小田原の恵み(い)」は、贅沢な朝のひとときに喜んでいただける詰合せです。夏の贈答にはもちろん、ご自宅の朝の楽しみにもご利用ください。
小田原の恵み 詰め合わせ(い)
【内容】「謹上蒲鉾」×1、「かをり巻」(8個入り1袋)、百年ちくわ(2本入り1袋)、
「わさび漬 (小)」×1、「焼きぼこ」×3本、「手塩づくり(あじ)」 5枚
旅館の朝ごはんの代表格といえば干物。網の上でジューシーな旨味がじゅわじゅわと焼き音を立て、炙られた皮目から旨味が凝縮された香りが漂います。
干物にもさまざまな製法がありますが、手塩づくりは小田原に古くから伝わる方法です。手塩づくりは魚の身に粗塩をひとつひとつ手で付けていきます。時間がかかりますが、魚の身の厚みに合わせて塩加減を変えられるため素材の旨みを最大限引き出すことができます。魚の水分がよりよく抜けることで、イノシン酸などの旨みも増加。濃ゆい味わいをお楽しみください。
「百年ちくわ」はすり身にサバやいりこの出汁を加え、ごま油と生姜をほんのりきかせて焼き上げた一本。出汁がかかった表面は、こんがり焼くとまさに干物や焼き魚のような香ばしさが生まれます。ちくわの身は肉厚でしっかりとした歯ごたえが特徴で、噛みしめるほどに、ぎゅっと詰まった深い旨みが口に広がる一本です。
「しそかをり巻」は爽やかな紫蘇の香りが特徴な揚げかまぼこです。しそかをり巻に使う紫蘇は鈴廣が特別に農家さんに作っていただいているもの。鈴廣はかまぼこの製造工程で出てくる魚の骨や皮を使って有機肥料を作っておりますが、この肥料で育てた紫蘇は香りがより際立つようです。この紫蘇で白身魚のすりみを巻き、新鮮な米油でさっと揚げています。紫蘇の香りに驚きます。
白身魚本来のプリッとした弾力と淡白な旨みは、軽めだけれども美味しいものを食べたい朝にふさわしい一品。「謹上蒲鉾」はしなやかな弾力を生み出す天然のグチに、季節に応じてタイ類やタラ類をブレンドしております。化学調味料や香料などももちろん使わず、白身魚の本来の味わいをゆっくりお楽しみください。
「焼きぼこ」は、歯ごたえのある食感に仕上げた焼きかまぼこです。厚めの皮目は香ばしく、ブランデーをほんの少し加えることで芳醇な香りに仕上げました。少し時間がある朝には、トースターで少し温めてみるのもよいものです。
鈴廣のわさび漬けは灘吟醸の酒粕で、粗めに切ったわさびを漬けています。噛むごとに酒粕とわさびの高き香りがつきぬけます。わさび漬けだけを味わってもよし。かまぼこや焼きぼこ、ご飯にのせてもおすすめです。
海に囲まれた日本の朝ごはん。おうちで贅沢にいかがでしょうか。
Written by Kaeko Liff