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かまぼこにはわさび漬け。
鈴廣の「わさび漬け」はわさびの茎を少し粗めに刻んで灘吟醸の酒粕に漬けて作っています。シャキシャキ食感と酒かすの旨味と香りよき珍味です。
板かまぼこの最初の一枚は何もつけず、二枚目三枚目はわさび漬けで楽しんだら、ちょっと風変わりな「わさび漬けタルタル」でいかがですか。
わさび漬けにマヨネーズと玉ねぎ、ケッパーを和えたもので、わさびの辛味と酒かすの甘さと香りはそのままに、クリーミーで楽しいソースになります。玉ねぎとケッパーが加わることで、シャキシャキ感もさらにアップ。
クリーミーなソースと一緒に食べると、板かまぼこのプリッとした弾力がさらに引き立つから不思議です。
「わさび漬けタルタル」は板かまぼこだけではなく、揚げかまぼこ「あげかま」や焼きかまぼこ「焼きぼこ」などなんでもあう万能ソースです。
来客時には、わさび醤油、わさび漬け、そして「わさび漬けタルタル」の三種類をささっと並べます。箸が止まらず、かまぼこがあっという間になくなってしまいます。
・「謹上蒲鉾」(白) 2 切れ
・「あげかま」 1 枚
・「わさび漬け」 20g
・たまねぎ 1/4 個(約20~25g)
・マヨネーズ 大さじ1 (15g)
・ケッパー 適量 (ピクルスなどの酢漬けでも代用可能)
1.板かまぼこは真ん中に切れ目を入れる、あげかまは1/2 にカットする
2.たまねぎをみじん切りにし、わさび漬け、マヨネーズ、ケッパーを混ぜる。
3.2 を板かまぼは切れ目に挟むように盛り、あげかまは上に盛り付け、完成
「謹上蒲鉾」は白身魚本来のぷりっとした弾力を味わうことのできる板かまぼこです。天然素材のみを使用しでんぷん粉さえも使いません。しなやかな弾力を生む旬のグチをメインに、季節に応じてタイ類やタラ類の魚をブレンドしています。化学調味料や香料などももちろん使わず、白身魚の本来の味わいをゆっくりお楽しみください。
「わさび漬けタルタル」にペアリングしたのは箱根ビール「小田原エール」です。
カラメル麦芽を使うことでフルーティな香りと深い旨味があり、わさび漬けや玉ねぎによく合います。また、ビールの爽やかな泡がマヨネーズのクリーミーな余韻をすっと流してくれるのもいいところです。
仕込み水の箱根富士丹沢山系の伏流水は鉄分を含まず、雑味のないきれいな味のビールに仕上がります。「国際ビール大賞」「アジア・ビアカップ」で幾度となく受賞。
ご自宅用にも、ギフトにも人気の「晩酌セット」をどうぞ。今回使用した「謹上蒲鉾」「わさび漬け」「小田原エール」が全て揃い、さらに塩辛や焼きかまぼこ、箱根ビールの「箱根ピルス」も楽しめます。
Photos by Hiyori Ikai, Recipe by Hirozumi Ogawa, Written by Kaeko Liff