天然の魚のおいしさを、箱根からの伏流水とミネラル豊富な塩で引き出した鈴廣のかまぼこ。祝いの紅白かまぼこはお正月にかかせません。
本日は干支のかまぼこ飾り切りを毎年考案している人気かまぼこアーティストのかまぼこママさんに「丑の飾り切り」を考えていただきました。
天然の魚のおいしさを、箱根からの伏流水とミネラル豊富な塩で引き出した鈴廣のかまぼこ。祝いの紅白かまぼこはお正月にかかせません。
本日は干支のかまぼこ飾り切りを毎年考案している人気かまぼこアーティストのかまぼこママさんに「丑の飾り切り」を考えていただきました。
かまぼこママさんは、クックパッドに450以上のかまぼこレシピやオリジナルの飾り切りを紹介する、かまぼこ料理研究家。かまぼこは飾り切りに最適な食材とおっしゃいます。
「板かまぼこのしなやかな弾力は、飾り切りに向いています。曲げたり包んだり、ひねったり。今回の丑のしっぽは結びこんにゃくと同じ方法で作っていますが、弾力があるからこそできることです」(かまぼこママさん)。
■今回使用した商品と道具
謹上蒲鉾(紅)
バターナイフ
ストロー
楊枝
■作り方
①かまぼこを2㎝の厚みに切る
②ピンクの部分を上にして、かまぼこをまな板に置く。左下に切り込みをいれて、顔を作る。
③顔の反対側にしっぽを作るため、ピンクと白の境目に包丁をいれる。
・ピンクのしっぽの部分の真ん中に切れ目をいれて、しっぽの端っこを切れ目に通して結びをつくる。(結びこんにゃくと同じ方法です)
④バターナイフで、耳の部分に切れ込みを入れる。
⑤目、角の部分にストローをさして、穴を作る。
・目の穴からくりぬいたかまぼこは鼻輪になるので取っておく。
・角の穴からくりぬいたかまぼこは目と角になるので取っておく。
⑥角の穴を作るときにくりぬいたかまぼこのうち、ピンクの部分を切り落とし、目の穴に差し込む。白い部分を角の穴に差し込む。
⑦鼻輪を差し込む穴を二つ、ストローで開ける。目の穴を作ったときにとれたかまぼこを鼻の穴に差し込んで、鼻輪にする。
⑧おしりから首まで楊枝をさして、牛の顔を持ち上げるようにして固定するして出来上がり。
かまぼこママさんは、実は四人のお子さんのお母さま。レシピを考える際には、いつも小さい子どもも作ることができるかを考えていらっしゃるのだそう。
「丑の飾り切りも、バターナイフとストローで作っています。おうち時間が長くなりそうな今年の年末、ご家族と飾り切りで思い出を作っていただければ嬉しいです」(かまぼこママさん)。
佐賀県有田町にある有田焼の窯元の家に生まれ、美しい器に囲まれて育つ。
子供へのかまぼこ弁当を作り始めたのがきっかけで、かまぼこの飾り切りやレシピを考案。
現在はかまぼこアート、レセプションパーティ等でかまぼこピンチョスや前菜のテーブルコーディネートなども行う。江戸懐石近茶流師範、草月流いけばな師範、日本画家太田慧香氏に師事。
クックパッド:https://cookpad.com/kitchen/2784459
Instagram:https://www.instagram.com/kamabokomama/
photographs by Hiyori Ikai