自宅で干物を焼いて食べたいけれども、部屋のにおいや後片付けを考えると躊躇する人は少なくありません。
この記事では、フライパンを使った干物の焼き方、冷凍干物の焼き方、においの広がりづらい焼き方、干物の保存方法について解説します。
フライパンで干物を焼く方法を知り、料理のレパートリーを広げるのに役立ててください。
自宅で干物を焼いて食べたいけれども、部屋のにおいや後片付けを考えると躊躇する人は少なくありません。
この記事では、フライパンを使った干物の焼き方、冷凍干物の焼き方、においの広がりづらい焼き方、干物の保存方法について解説します。
フライパンで干物を焼く方法を知り、料理のレパートリーを広げるのに役立ててください。
フライパンを使って、代表的な干物「開き」「みりん干し」「丸干し」3種類のおいしい焼き方について解説します。
「開き」の焼き方
1)フライパンを温めて、フライパンホイルをひく。
2)皮を下にして干物(冷凍ものは除く)をのせて中火で焼く。
3)火加減を見ながら、皮に焦げ目がついて身の色が変わってきたら裏返す。
4)身にも焼き色がついたら出来上がり。
※焼きすぎると、うま味などが流れてしまいパサつくので注意してください。
「みりん干し」の焼き方
1)フライパンを温めて、フライパンホイルをひく。
2)身を下にして干物(冷凍ものは除く)をのせて弱火で焼く。
3)火加減を見ながら、身に焼き色がついたら裏返す。
4)皮に焦げ目がついたら出来上がり。
※みりん干しは焦げやすいので、フライパンでの調理がおすすめです。焼き加減に注意し、火の調節をしましょう。
「丸干し」の焼き方
1)フライパンを温めて、フライパンホイルをひく。
2)干物(冷凍ものは除く)をのせて片面を中火で焼く。
3)火加減を見ながら、片面に焼き色がついたら裏返す。
4)反対側にも焼き色ついたら出来上がり。
※大きな「丸干し」の干物は火が通りにくいので、火の通りを確認しながらじっくり焼きましょう。
■小魚の「丸干し」の焼き方
小魚の「丸干し」は、フライパンで軽く焦げ目がつくように中火で焼きましょう。
焼きすぎると身が堅くなり、おいしさが失われますので、注意してください。
冷凍された干物をフライパンで焼く時に注意すべきポイントについて解説します。
厚みのある干物は解凍してから焼く
カサゴやホッケのような厚みのある干物は、冷蔵庫で3〜4時間かけて解凍してから、弱火でゆっくり焼きましょう。
常温で短時間の解凍は、ドリップという「うま味成分」を含んだ赤い水分が流れ出てしまい、おいしさを損ねてします。
また解凍せずに焼くと、中まで火が通らずに半生の状態になることもあります。
厚みの少ない干物は解凍せずに焼く
アジやカマスのような厚みの少ない干物は、解凍しないでそのまま焼きましょう。
冷凍庫から出してフライパンにのせて、じっくりと弱火で焼き上げます。
厚みのある干物同様、常温で短時間の解凍は、ドリップが出てうま味成分が抜けて、おいしさを損ねます。
解凍して焼きたい場合は、冷蔵庫でゆっくりと解凍してからにしましょう。
干物を焼くとにおいが広がるので、調理を躊躇する人は多くいます。
しかし、フライパンで干物を焼くと煙が少なく、においの広がりを抑えられます。
さらに、いくつか対策することで一層においの広がりを抑えられます。ここでは3つのポイントについて解説します。
ポイント1:蓋をして焼く
干物を焼くと広がるにおいの原因の一つは、焦げによる煙です。
そこで、フライパンにのせた干物にかからないように、少量の水を入れて蓋をして焼きましょう。
水は水蒸気となり干物をふっくらと焼き上げ、煙の量も抑えられます。
また蓋をすることでにおいの広がりを抑えられます。
ポイント2:アルミホイルを使って「つつみ焼」にする
蓋をするよりも、さらににおいの広がりを抑えられるのが、アルミホイルを使った「つつみ焼」です。
干物が蒸し焼きになるので、水分多めの干物に焼きあがります。
干物を直接包み込むことで、においの広がりを抑えます。
また、フライパンにもにおいが移りにくく、後片付けも簡単です。
ポイント3:フライパン用ホイルを使う
フライパン用ホイルに干物をのせて焼くと、におい移りもなく、水分や脂なども通しません。
また、熱の伝わり方も良いので、きれいに焼きあがります。アルミホイル同様後片付けも簡単です。
冷凍での保存方法
【 方法 】
干物を1枚ずつラップで包みます。
さらにその上からラップかアルミホイルで包みます。
空気を抜いて冷凍用の保存袋に入れます。
冷凍庫で保存する際にはアルミトレイに置くと熱伝導効果で、急速に冷凍できます。
一度解凍したものを再解凍するとおいしさが失われるので避けたほうがよいでしょう。
【 利点 】
すぐに食べない時には、冷凍保存すると旨味を保持できます。
【 保存可能期間 】
冷凍保存は2〜4週間です。
それ以上の保存は干物の水分が逃げてしまい、パサついておいしさが損なわれますので早めに食べましょう。
保存袋に冷凍した日付を書くと便利です。
冷蔵での保存方法
【 方法 】
干物を1枚ずつラップで包み、空気を抜いて保存袋に入れます。
冷蔵庫の温度が低いチルド室などで保存しましょう。
【 利点 】
ラップと保存袋でしっかりと密閉することで、におい漏れや酸化を防ぐことが出来ます。
【 保存可能期間 】
冷蔵保存は5日間です。冷蔵保存期間が長くなると 酸化して風味が落ちおいしさが損なわれます。
干物は調理方法やにおいの広がり、後片付けの面倒さで躊躇してしまいがちですが、フライパンは多くの家庭にある道具で、干物調理を簡単に美味しくする便利グッズです。 これからはフライパンで簡単に調理して楽しんでください。
鈴廣「こゆるぎ屋」ブランドでは、職人の技をつくして干物やうまいものをおつくりしています。
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小田原で作られた地元ならではのおいしい干物をぜひお試しください。