ポルトガルの食文化は、日本と非常によく似ています。大西洋に面しているので魚介類をよく食べ、ヨーロッパで一番お米の消費が盛んでもあります。
そんなポルトガルの代表的な食材が干し鱈です。バカリャウと呼び、大西洋の北で獲れた真ダラを塩漬けにして干した保存食。
冷蔵技術のない大航海時代には、船上の貴重なタンパク源でもあり、今でも365日毎日食べてもレシピが尽きない、という決まり文句もあるぐらい愛されています。
姿形は違えども、健康を支える魚タンパク源という意味では、かまぼこと同じような役目を担っている。
ちなみに、バカリャウはおめでたい行事でもよく使われる食材です。そんなところも、かまぼこと似ている気がします。