Women's Health編集長 影山桐子さん「食材としてのかまぼこ、私の食べ方」

世界55ヶ国以上で人気のフィットネス&ライフスタイルメディア「ウィメンズヘルス」の日本版で編集長を務める影山桐子さんは、自らも日常生活の中に運動を取り入れているフィットネスアクティビスト。2010年から、女子による女子のためのラン祭り「ランガール★ナイト」を開催するなど、フィットネスを通して心と体が健やかな女性を増やすべく、様々な情報を発信されています。そんな影山編集長に、食材としてのかまぼこの魅力、ご自身の普段のかまぼこの食べ方について伺いました。

毎食手のひら一杯分のたんぱく質を

一般的に、大人が健康的な体をキープするには、毎食手のひら一杯分のタンパク質を取るといいと言われています。タンパク質は肉や魚、卵や野菜などに含まれていますが、でもこれ、意識しないとなかなか取れない量なんです。

その点、かまぼこは1本に7匹もの魚が使われているので、非常に効率よく魚タンパク質がとれる。超優秀食品です。しかも、生の肉や魚より保存もきく。鶏ささみを1パック買う感覚で、かまぼこ1本を買うといいと思います。

体内で作れないアミノ酸を、かまぼこから摂取

さらに優れているのが、必須アミノ酸がバランスよく含まれている点。運動後の筋肉の疲労回復にはBCAAアミノ酸などが必要ですが、これは体内で作られないものだから、食材から取るか、サプリメントで補うことになる。その点、かまぼこは必須アミノ酸バランスが最もよい食品と言われていて、アスリートの健康を考える点でも最適な食材です。

厚切りも薄切りも。切り方で食感や味わいが変わる

かまぼこって、切るだけですぐ使える便利な食材です。しかも、切り方で食感が全然違ってきます。板わさのようにそのものを味わうときは厚めに、麺類や汁物に加えるときは、ぺらんと薄くそぎ切りにすると食感が優しくなって、料理とのなじみが良くなります。

私のおすすめ、小腹を満たす高たんぱく質つまみ「オクラとかまぼこのスイートチリソース和え」

私のお気に入りの食べ方のひとつが、おつまみ的なサラダ。薄切りしたかまぼこと好みの野菜を、タイ料理でお馴染みのスイートチリソースで和えるだけ。簡単だから、遅い時間に帰って少しだけ食べたいときやなど、小腹を満たす1品としておすすめです。

今回使用した商品:謹上蒲鉾

材料
かまぼこ1/2本
オクラ4~5本
パクチー適量
スイートチリソース適量

かまぼこは薄切り、オクラはソースと馴染みがよいので素揚げして(生や茹ででも大丈夫です)薄切りに、パクチーはざく切りします。ボウルですべてを和えれば完成です。

Women's Health 編集長 影山桐子さんのプロフィール

大学卒業後、ウェブデザイナーを経て、1998年にアシェットフィリパッキジャパン(現ハースト婦人画報社)に入社。
女性向けウェブマガジン「エル・オンライン」でファッションエディターとして約12年間携わる。
独立後、フリーエディターとしてファッションやライフスタイルを中心としたメディアのエディターとして活躍。
また、ランニング好きが高じて、ファッション、ビューティ、メディア業界の女性ランナーによる企画集団「ランガール」を2010年に設立。
創設メンバーとして一般社団法人ランガールの理事を務める。
2017年1月、株式会社ハースト・デジタル・ジャパンにおいて「ウィメンズヘルス」日本版の立ち上げ準備に加わり、編集長に就任。

Women’s Health https://www.womenshealthmag.com/jp/

text by Saori Bada / photographs by Hiyori Ikai

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この記事を書いた人

馬田草織

編集者・ポルトガル料理研究家。料理雑誌などで編集者・ライターとして活躍するかたわら、自宅でポルトガル料理教室を主宰。Web「cakes」にてお酒に合うポルトガル料理を紹介する「ポルトガル食堂」を連載中。
近著『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)など著書多数。

http://badasaori.blogspot.com/

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