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自炊期間が長くなると、気になるのは食事の栄養バランス。
ご飯や麺類、パンなどの炭水化物ばかりになると、たんぱく質やミネラルなどの栄養素が不足し、免疫力が下がったり、体調が崩れる原因にもなります。
そこで頼りになるのが日本の伝統食「かまぼこ」。
1本に7尾分の良質の魚肉たんぱくが含まれ、健康を維持する必須アミノ酸や、不足しがちなミネラルなどの栄養素も豊富です。
かまぼこ自体が淡白な味だから、野菜と組み合わせたり、肉の代わりにと料理アレンジも簡単。
「かまぼこ」がよりおいしくなるアイデアを、かまぼこ好きな方々に伺いました。
無類のカレー好きが高じ、流しのカレー屋「and curry(アンド カリー)」を2017年にスタート。
全国各地のイベントに出店したり、ケータリングなどを行っている。
目指すは塩分や油脂をできるだけ控えた、日本人が毎日食べられる、和食のようなカレー。
訪ねた先では、その土地の旬の食材を積極的にカレーに取り入れている。
今回はスパイスの意外な使い方を提案してくれました。
「揚げかまぼこは、魚のうま味が詰まっている上に揚げたコクや香ばしさも加わっているので、小さくても存在感大。小さめに刻んで、香ばしく炒ったクミンの香りがふんわり漂うご飯と混ぜておにぎりのようにすると、相性抜群です。
大人にとってはおつまみのような感覚でつい手が伸びるし、子どもにも食べやすいやさしい味です。」
今回使用した商品:鈴廣 あげかま
かまぼこの身に、山海の素材をほどよく合わせて揚げています。
木の葉・ごま丹・えび扇・ひさご・白梅の五種類の味は、そのままでも美味しく召し上がれますが、軽く温めれば、より香ばしい風味に。
寒い時期には、お鍋の具材としてもおすすめです。
and CURRY アンドカリー 主宰 阿部由希奈
店舗を持たず、あらゆる場所で活動をする「流しのカレー屋」。
2018年7月新代田にカレー活動の拠点としてkitchen and CURRY開設。
週2日ほど“キッチン開放日”としカレーを提供。
著書に『スパイスでおいしくなるand CURRYのカレーレッスン』(立東舎)『野菜が主役 季節のカレー』(世界文化社)がある。
kitchen and CURRY
東京都世田谷区羽根木1-21-24亀甲新1階
※営業日はHPならび各SNSをご確認ください。
HP https://www.andcurry.com/
Instagram https://www.instagram.com/yukinaa.m/?hl=ja
photographs by Hiyori Ikai
この記事を書いた人
馬田草織
編集者・ポルトガル料理研究家。料理雑誌などで編集者・ライターとして活躍するかたわら、自宅でポルトガル料理教室を主宰。Web「cakes」にてお酒に合うポルトガル料理を紹介する「ポルトガル食堂」を連載中。
近著『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)など著書多数。
http://badasaori.blogspot.com/