かまぼこで逸品“おかず”「ふしぎ発見!」ミステリーハンター・女優 鉢嶺杏奈さん かまぼこセビーチェ

1本に魚7尾分のたんぱく質が詰まっているかまぼこは、低カロリーなのに良質のたんぱく質とミネラルをたっぷり含む栄養食品。日々食べることで、丈夫な体をつくり、免疫力も高めてくれます。

(photographs by Hiyori Ikai / text by Saori Bada)

そのまま切ってシンプルに楽しむ以外にも、おかずやサラダ、お酒のおともなど、アイデア次第でいろんな食べ方が楽しめます。どんな楽しみ方があるのか、かまぼこ好きな人たちのアイデアをご紹介します。

「世界ふしぎ発見!」ミステリーハンター・女優 鉢嶺杏奈さん

世界ふしぎ発見!のミステリーハンターとして、メキシコやペルーなど南米を中心に、これまで24か国を訪問している鉢嶺杏奈さん。各国のさまざまな食文化に触れていろんな料理を味わった中でも、鮮魚を使ったさっぱり爽やかなセビーチェが大好きになったそう。今回はエクアドルで食べた絶品セビーチェを、かまぼこを使って簡単なレシピにアレンジしてくれました。

鉢嶺杏奈さんInstagram  https://www.instagram.com/hachimine_anna/?hl=ja

 

「セビーチェは、南米各国で作られる定番料理。基本は魚介の切り身などを柑橘の果汁やビネガーで締め、玉ねぎなどの野菜やハーブ類を加えて和えた料理です。私も取材先の南米各地でいろんなセビーチェを食べましたが、中でもエクアドルのセビーチェは変わっていて、魚介の出汁に、ライムなどの柑橘果汁をこれでもかっていうぐらいたっぷり入れます。さらに、必ずと言っていいほどポップコーンや青バナナのフライが添えてあり、これまたよく合う。食べ方って自由なんだなと知りました。日本に戻ってからもセビーチェはよく作ります。このレシピではかまぼこを魚の切り身に見立てていますが、上品な塩味とぷりっとした食感や旨味が、柑橘の爽やかな酸味とよく合います。しかもかまぼこは切ったらすぐ使えるので、お刺身より気軽。新しいサラダのような感覚です」。

また、鉢嶺さんは、小さい頃から大好きなおばあちゃんの家で、おばあちゃんの出身地である沖縄のかまぼこをおやつに食べていたそう。「私にとってかまぼこは、懐かしさを感じる、どこか安心する味でもあります。かまぼこに含まれているたんぱく質は、髪や爪、肌など、女性が常に気を使っている部分を作ってくれるものだから、常備して気軽に食事に取り入れています」。

かまぼこセビーチェのレシピ

今回使用した商品:鈴廣 特上蒲鉾
板につけて蒸しあげたかまぼこが小田原の代表的な製法です。「特上」「謹上」「上板」には、魚の中でも特に身がしっとりとしていて、ぷりぷりとした食感を持つグチなど天然魚のおいしいところだけを厳選して使用。鈴廣かまぼこの代表作です。

材料2人前

特上蒲鉾 1/3本
新たまねぎ 1個
かぶ 1個
ポンカン 1/2個
ライム 1/2個
オリーブオイル 適量
塩 適量
ディル 適量

Aはちみつ 大さじ1
酢 大さじ1
塩 適量
クミンシード 適量

作り方

1. 新玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水気を切る。かまぼこは5mmの薄切りにし半分に切る。
2.かぶは5mmの薄切りにし塩をふる。しんなりしたら水で洗い、水気を絞る。
3.ポンカンは皮をむき、実をほぐす。
4.ボウルに1の新玉ねぎとソースを入れてよく混ぜる。さらに1のかぶ、かまぼこを加え、ライム汁とオリーブオイル、塩を入れて混ぜる。
5.お皿に盛り、ポンカンとディルを散らす。仕上げにオリーブオイルとライム汁を回しかける。

「鈴廣の板かまぼこ」はこちら

この記事を書いた人

馬田草織

編集者・ポルトガル料理研究家。料理雑誌などで編集者・ライターとして活躍するかたわら、自宅でポルトガル料理教室を主宰。Web「cakes」にてお酒に合うポルトガル料理を紹介する「ポルトガル食堂」を連載中。
近著『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)など著書多数。

http://badasaori.blogspot.com/

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