2023.05.27
たんぱく質ヘルスケアコラム>シニア>暑い時期こそ気をつけたい!高齢者の夏の食事法

暑い時期こそ気をつけたい!高齢者の夏の食事法

夏の暑さは身体に負担がかかりやすく、特に高齢者が夏場を元気に過ごすためには、日々の食事が大切なポイントとなります。今回のテーマは「暑い時期こそ気をつけたい!高齢者の夏の食事法」です。夏場の栄養補給のコツや、重要な栄養素である「たんぱく質」が手軽に摂れるメニューをご紹介します。本コラムを参考にしていただき、万全の体調で快適に夏を過ごしましょう。

暑い時期に食事面での注意したいこと

暑い時期の食事では食べる量とバランスを意識するとよいでしょう。夏は食欲が減退しやすく食べる量が不足しがちです。栄養が不足すると体力が落ち疲れやすくなるため、少量でもバランスよく栄養を取ることが求められます。

本来は1食ごとで栄養バランスを整えることが望ましいですが、毎食のメニューで食材の組み合わせを意識するのは負担になりやすいです。食事のしたくは毎日ですからメニュー検討はできるだけ無理なくしたいですよね。1食ずつバランスをとるのが難しいときは、1日の食事全体で栄養バランスを保てるように心がけてみましょう。

また、暑い時期の食事では衛生面も注意すべきポイントです。暑さで体力を消耗していると免疫力も低下すると言われており食中毒などのリスクも高まります。雑菌が繁殖しやすい夏は調理するときの衛生面にも気をつけましょう。

意識して摂った方がよい水分とたんぱく質

水分

夏場の高齢者はしっかりと水分を取ることを意識しましょう。暑い時期は汗をかくことで体から水分が失われやすくなります。特に高齢者は暑さやのどの渇きを感じづらいため、気付いたら水分不足になっているということもあります。食事の前後、食事メニューに汁物を組み合わせるなど、脱水症状を防ぐためにこまめな水分補給が重要です。

たんぱく質

たんぱく質は特に欠かせない栄養素として意識して取りましょう。高齢者にとってたんぱく質は筋肉を維持し免疫力を高めるために必要な栄養素です。

厚生労働省によると「たんぱく質欠乏症では、成長障害・体力や免疫機能の低下などが起こり、貧しい社会においては主要な健康問題です。先進国でも、食事摂取量が低下した高齢者では同様の問題が見られます。」と示しています。(引用:たんぱく質、e-ヘルスネット、厚生労働省)

夏は疲れやすく体力を消耗しやすい季節のため、積極的にたんぱく質を取ることをおすすめします。たんぱく質は体温調節にもつながり、暑さで体調を崩しやすい夏には特に重要な栄養素と言えます。

暑い時期に食べやすくする調理の工夫

高齢者が夏に食事しやすくなる調理の工夫をご紹介します。暑さで食欲が減る場合、見た目や香りなど五感を刺激することが有効です。野菜で色合いを鮮やかにしたり、薬味を効かせて香り豊かにしたりと、調理の中で食欲を増進する工夫をしてみましょう。

また、食べ物の温度でも工夫ができます。一般的に温かい物が身体には良いとされていますが、夏の暑い時期は冷たい汁物やデザートがあると喜ばれます。ただし、冷たいものを食べ過ぎると胃腸を冷やし消化機能が落ちることもあるため、適度な摂取を心掛けましょう。

高齢者向けの調理では、食事の噛みごたえ、食事中の手元の動き、そして飲み込みやすさを特に考慮すると良いでしょう。高齢者の食べやすさを考えた調理方法のポイントは以下の3点です。

  • 食材を細かく切る、柔らかくする
  • 魚は骨を取り除く、肉は切り込みを入れるなどする
  • 食材のぱさつきを防ぐためにとろみをつけるなど、まとまりを持たせ

食事を楽しみながら必要な栄養をしっかり取れるように調理の工夫をしてみましょう。

暑い時期におすすめのメニュー

暑い時期は火のそばで調理するのも億劫になりやすいため、調理自体もなるべく簡単にしてみましょう。夏場のメニューを考えるときのポイントは3点あります。

  • 麺類などの夏場に食べやすい食材を活用する
  • プラスワン食材を利用して栄養バランスをアップさせる
  • キッチンはさみなどの便利グッズや調理用具で洗い物を減らし調理負担を軽減する

夏場のメニューを考える時のポイント3つを網羅し、さらに小鍋1つあれば簡単に調理できる「夏の高齢者の食事におすすめのメニュー」を下記に2つご紹介します。

ツナとトマトの冷やしそうめん ミョウガ添え

主な食材

そうめん(調理済み麺も可)、ツナ缶、ミニトマト、みょうが

作り方

そうめんはゆでておきます。調理済み麺(水をかけるだけで食せる麺)は火を使う必要がないためより簡単に準備できます。
ツナは油を切っておき、ミニトマトとみょうがはキッチンはさみで適当な大きさに切っておきます。
麺に具をのせて、めんつゆをかければ出来上がりです。

ポイント

  • ツナ缶は日持ちするため夏場のたんぱく質摂取に便利な食材です。
  • ビタミンやミネラルが豊富な旬の野菜を組み合わせても良いでしょう。
  • 冷たいものが苦手な場合はめんつゆを温めてもおいしくいただけます。

かまぼこの卵とじうどん 梅肉のせ

主な食材

うどん玉、かまぼこ、卵、梅肉

作り方

小鍋にめんつゆを入れ、うどんをゆでます。
かまぼこをキッチンはさみで食べやすい大きさに刻み、小鍋に入れます。
溶き卵を小鍋に落として卵とじにします。
仕上げに梅肉をのせて出来上がりです。

ポイント

かまぼこは扱いやすい食材でたんぱく質を手軽に摂取できます。
梅肉の香りと酸味が味のアクセントになり食欲を引き立てます。
お好みで、すりごまや海苔、三つ葉などを組み合わせても良いでしょう。

毎回の食事ではたんぱく質を組み合わせたいものです。ツナ缶やかまぼこなど手軽なたんぱく質を切らしているときは「さっとタンパク」を料理にひとふりすることで、いつものメニューでも手軽にたんぱく質を摂取できます。

また、時には食欲が湧かない時やたんぱく質が不足していると気になることもあることでしょう。たんぱく質不足が気になる時は、サプリメント「サカナのちから」で手軽にたんぱく質を摂取することも一案です。サプリや補助食品を上手に組み合わせてみましょう。

「さっとタンパク」と「サカナのちから」は効率よくたんぱく質を取り入れることができる魚肉ペプチドの商品です。
ペプチドとは、たんぱく質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態のこと。アミノ酸を2~3個まとめて取り込めるため、効率的に体内に補給することができます。肉や魚のたんぱく質からアミノ酸を摂ろうとすると、消化され吸収されるまでに3~4時間かかりますが、ペプチドでは、既に分解された状態ですので30~40分で吸収されていきます。

まとめ

夏の暑い時期は身体の負担が増えやすい季節です。特に高齢者にとっては熱中症や夏バテのリスクが高まる危険な時期でもあります。暑い夏を元気に過ごすためには、体調を整える基本となる食事が大切なポイントです。

サカナのちから S forシニア

たんぱく補給で元気に
若々しく!

健康で活動的な毎日を送るためには、筋肉の成分であるたんぱく質を充分に補給することが大切です。
さっと飲みやすい小粒タイプ「サカナのちから S forシニア」は、飲むだけで効率よく魚肉たんぱくを摂取できます。

お試しセット 600円(税込648円)
詳細を見る
このサイトをシェアする
よく読まれている記事
お試しセット