「空気の乾燥する冬だから、乾燥肌になるのは仕方ない・・」とあきらめていませんか?実は普段の生活習慣に原因があることも多いのです。
そこで、少しの工夫で乾燥肌の悩みを改善させる方法を紹介します。
毎日の髭剃りで肌を痛めつつも、スキンケアを怠りがちな男性にも必見です!
肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から成り立っています。
肌の一番外側にある「表皮」は厚さ平均0.2mm程度と最も薄いのですが、紫外線や冷気など外的刺激から皮膚を守るバリア機能を果たしています。
表皮の下にある、2階層目の「真皮」が皮膚の本体にあたり、肌の美しさを決めるハリや弾力の源となる大切な部分です。
真皮層は、網目状に張り巡らされたコラーゲンと、その編目部分を繋ぎ止めている伸び縮みするエラスチンから構成されていて、その質が肌の弾力のカギを握っています。
一方で、加齢やストレス、生活習慣の乱れによって真皮層に元気がなくなると、シワやたるみといった肌老化に繋がってしまうのです
皮膚の最も下にある「皮下組織」には多くの脂肪があり、筋肉や骨を傷めないように繋ぎ合わせる役割があります。
秋から冬にかけて、気温が下がり空気が乾燥すると、手や足、ふくらはぎや太もも、腰周り、あるいは全身の肌がカサカサして、時にはかゆみを伴うこともあります。
このような症状を乾燥肌といいますが、これは皮膚の角質層の水分が30%以下になり、保湿機能が低下すると、皮膚から水分が蒸発してしまうためにカサカサになるのです。乾燥肌になる原因としては、次のようなことがあげられます。
湿度が30%を切ると肌の水分は蒸発しやすくなると言われています。秋から冬の季節は、湿度30%を切る日が多く、肌の水分が蒸発しやすい環境です。さらに、寒さ対策のためのエアコンが、乾燥をさらに進める要因となっています。
本来肌は乾燥から守るために、汗と皮脂が混ざり合って天然の保湿を作り出しています。
皮脂の分泌は女性で20歳代、男性で20~40歳代でピークを迎え、その後徐々に減少していきます。加齢によって皮脂の分泌が少なくなってしまったり、汗をかかなくなったりするので、肌の潤いが失われ乾燥しやすくなるのです。
などの生活習慣は、乾燥肌をさらに悪化させる原因となります。
乾燥肌は日常生活や身の回りの習慣を見直すことで改善する場合も多くあります。
次のヒントを参考に乾燥肌対策をしてみましょう。
空気が乾燥している時は、加湿器などで部屋の湿度調整をしましょう。加湿器がない場合は、部屋に濡れたバスタオルをかけておくだけでも効果があります。
エアコンを使用する際は、うるおいを失わないために、直接温風があたらないよう注意してください。
肌の皮脂を奪ってしまうので、洗顔のしすぎに注意しましょう。また、熱いお風呂も皮脂が抜けてしまうので不可です。ぬるめのお湯にゆったりつかって血行を良くし、新陳代謝がすすむようにしましょう。
洗顔、入浴後は乳液などで保湿をし、うるおいを保つようにしましょう
健康な肌をつくる元となるのは、食べ物から取る栄養素です。皮膚やコラーゲンの材料となるタンパク質を肉や魚から、生成を進めるビタミン・ミネラルが豊富な緑黄色野菜を毎日たっぷりバランス良く摂りましょう。
タンパク質が不足しがちな場合は、タンパク質の基であるアミノ酸のサプリメントを活用するのも良いでしょう。アミノ酸サプリメントの中でも特にオススメなのが、ペプチド状のサプリメントです。
ペプチドとは、タンパク質が分解されてアミノ酸がいくつかつながった状態のこと。アミノ酸を数個まとめてとりこめるため、効率的に体内に補給することができます。
健康のため適度な運動は欠かせませんが、肌のためにも運動は必要です。
全身の血行が良くなり、身体の隅々まで酸素や栄養素が行き渡り老廃物の排出も促すので、健康な肌をつくります。 また、運動による程よい疲れは良い睡眠を促すので、睡眠中の新陳代謝を活発にし、痛んだ肌の修復につながります。
ウォーキングなどの運動の習慣を取り入れていきましょう。
乾燥肌は冬だから仕方ないと放置しがちですが、そのままにしておくとかゆみが強くなって、掻いてしまって炎症に発展し、さらに掻き壊してしまって悪化するなどのトラブルにつながりかねません。生活の中のちょっとした工夫で改善していきましょう。