最近、鏡を見る度にほうれい線のシワや目尻の小じわ、くすみ、シミが気になっていませんか?
毎日丁寧にお肌のお手入れをしても、年齢とともに肌老化が気になって…とお悩みかもしれません。
アンチエイジング対策には、朝晩のスキンケアは欠かせませんが、内側からのケアも大切なポイント。
加齢によるシミ・シワ・くすみといった肌トラブルには、三大栄養素のひとつ「タンパク質」を摂取する必要があります。
タンパク質を構成する20種のアミノ酸のうち9種は体内でつくることができませんので、毎日の食事から積極的に摂取しましょう。
この記事では、肌老化が気になる方に向けて美肌にはタンパク質を摂取する大切さを解説します。
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お肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から成り立っています。
お肌の一番外側にある「表皮」は厚さ平均0.2mm程度と最も薄いのですが、紫外線や冷気など外的刺激から皮膚を守るバリア機能を果たしています。
表皮の下にある、2階層目の「真皮」が皮膚の本体にあたり、肌の美しさを決めるハリや弾力の源となる大切な部分です。
真皮層は、網目状に張り巡らされたコラーゲンと、その編目部分を繋ぎ止めている伸び縮みするエラスチンから構成されていて、その質が肌の弾力のカギを握っています。
一方で、加齢やストレス、生活習慣の乱れによって真皮層に元気がなくなると、シワやたるみといった肌老化に繋がってしまうのです
皮膚の最も下にある「皮下組織」には多くの脂肪があり、筋肉や骨を傷めないように繋ぎ合わせる役割があります。
人間のお肌はそれぞれ役割が異なる3つの層が一体となってできているのです。
年齢と共にシミ・シワ・くすみといった様々な肌トラブルが増える原因は新陳代謝の乱れが原因です。
通常、肌の新陳代謝は約28日周期で行われています。
しかし、日常的に浴びる紫外線や生活習慣の乱れ、加齢などが加わると、新陳代謝が遅れがちになります。本来は剥がれ落ちるはずの角質が溜まってしまい、肌が乾燥したり、毛穴、小じわが目立ってしまうのです。
肌の新陳代謝を正常化させるには、スキンケアで保湿をしたり、規則正しい生活習慣に整えることが大切です。
食生活も大切。十分な栄養をバランス良く取りましょう。真皮にある毛細血管から栄養が行き渡ると新陳代謝が活発化されて、美肌を取り戻すことができます。
美肌に欠かせない栄養素の一つにタンパク質が挙げられます。
肌のハリや弾力を保つコラーゲンもタンパク質の一種ですが、体内をつくる約10万種ものタンパク質のうち、コラーゲンはその30%を占めている重要なタンパク質です。
アンチエイジング対策の化粧品には「コラーゲン」が豊富に配合されているものがありますが、毎日の食事で内面からもコラーゲンを摂取することが大切です。
コラーゲンを多く含む食材にはふかひれ、豚足、手羽先、魚のアラ、牛肉のスジなどがありますが、美肌にはそれだけを食べていれば良いのでしょうか?
「食べたコラーゲンが、そのままお肌になる」という認識があるとしたら、それは間違いです。
コラーゲンを含むタンパク質は20種のアミノ酸でできているのですが、食事で摂ると消化されて一度アミノ酸やアミノ酸がいくつか固まったペプチドにまで分解されて体内に吸収された後、コラーゲンや他のタンパク質に再合成されるからです。
また、コラーゲンには、アミノ酸の一つトリプトファンが全く含まれていないので、コラーゲンだけ食べていると、タンパク質の再合成がうまくいきません。
したがって大切なのは、20種のアミノ酸をバランス良く含む、肉・魚・卵・大豆・乳製品などの良質なタンパク質を摂取すること。
一日の摂取量の目安は、体重kgあたりのg数を、つまり体重60kgなら60gを目安に摂ると良いでしょう。
しかし近年、コラーゲンを食べた後、分解されてコラーゲンペプチドの状態で体内に吸収され、肌・骨などに再利用されることもあることがわかってきました。
総タンパク摂取量の5%程度を目安に、コラーゲンを取り入れるのも美肌には良いかもしれませんね。
どうしても食事でタンパク質を摂るのが難しい場合は、サプリメントでお手軽に摂取する、というやり方も一つの方法です。おすすめはたんぱく質を吸収しやすくしたペプチドのサプリメントです。
ペプチドとは、たんぱく質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態のこと。アミノ酸を2~3個まとめて取り込めるため、効率的に体内に補給することができます。肉や魚のたんぱく質からアミノ酸を摂ろうとすると、消化され吸収されるまでに3~4時間かかりますが、ペプチドでは、既に分解された状態ですので30~40分で吸収されていきます。
日本人は年齢が高くなればなるほど、タンパク質の摂取量が低下する傾向にあります。
いつまでもキレイな素肌を保つためにも質の良いタンパク質を積極的に摂取していきましょう。