2019.10.21
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魚肉ペプチドは抗酸化力が強い

生活習慣病の原因の9割は活性酸素

「活性酸素」をご存知ですか?私たちの身体をサビさせる物質です。
私たちが呼吸し摂取した酸素は、体内で変質して「活性酸素」になります。
活性酸素は悪いイメージを持たれがちですが、体内の毒物やウイルスを分解するのに必要です。しかし問題は活性酸素が増えすぎてしまうと、正常な細胞まで攻撃してしまうこと。そして、身体をサビさせ、生活習慣病や老化やガンの原因となってしまうのです。
なんと生活習慣病の90%が活性酸素が原因ということもわかってきました。

抗酸化力とは

この活性酸素を取り除く力が抗酸化力です。
私たちのカラダにはもともと抗酸化酵素が備わっていますが、喫煙や栄養不足、ストレス、紫外線、食品添加物などにより、活性酸素が増えすぎると抗酸化酵素だけでは対応しきれなくなってしまいます。
このため食事やサプリメントから抗酸化作用のある栄養素を取り入れ、抗酸化力を強めることが必要です。
ビタミンA・C・E、ポリフェノール、リコピン、カテキンなどか抗酸化力が強いことが知られていますが、タンパク質が分解されてペプチド状になると抗酸化力が増すことがわかってきました。

なかでも強い魚肉ペプチドの抗酸化力

神奈川歯科大学 李昌一教授は、魚肉ペプチド(FP)・大豆ペプチド(SP)・アミノ酸混合物(AA:アミノ酸20種を魚肉ペプチドと同じ組成で混合したもの)でどれが一番抗酸化力が強いかの測定を行いました。

方法
試験管内に活性酸素の中でも酸化力が強いヒドロキシルラジカルを発生させ、各試料による抑制効果を電子スピン共鳴法(ESR法)で測定しました。

結果
ヒドロキシルラジカルを約90%抑制するのに必要な濃度は、魚肉ペプチドが0.1%、大豆ペプチドが1.0%、アミノ酸混合物が10.0%でした。(図1)
魚肉ペプチドは大豆ペプチドの10倍、アミノ酸混合物の100倍の抗酸化力を持つことがわかりました

⇒研究データの詳細はこちら
「電子スピン共鳴技術による魚肉ペプチドの抗酸化解析」

活性酸素を減らし、いつまでも若々しい体を保つため、魚たんぱく・魚肉ペプチドを積極的に摂っていきましょう。

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