冬は、寒さから外出を避けたり、お正月や新年会でごちそうを食べる機会も多く、太ってしまいがちという方も多いのでは?でも実は、寒い冬こそが、一年の中で一番痩せやすい季節なのです。
ここでは、冬ダイエットの5つのポイントをご紹介します。
基礎代謝とは、私達が生きているだけで消費されている必要最小限のエネルギーのことです。例えば、じっと座っている時や寝ている時にもエネルギーは消費されています。人が生きていくために心臓が動いていたり、呼吸をする時、睡眠中や体温維持にもエネルギーが使われているのです。
外気の温度が10℃以下になると、私たちのカラダは体温を維持し、内臓を冷えから守ろうと働きます。平熱の36度を保つために、熱を作り出そうとカロリーを消費するので、基礎代謝がどんどん上がります。
基礎代謝が上がると、じっとしていてもエネルギーを消費してくれるので太りにくい体質になりますし、血流も良くなるため、老廃物を排出しやすく健康的な体が維持されやすくなるのです。つまり、外気が寒ければ寒いほど、基礎代謝が上がり痩せやすくなるのです。
基礎代謝が上がる季節だからこそ、お掃除でも散歩でも良いので、こまめに体を動かすことを心がけましょう。特に外に出て寒さを感じると「熱を作れ!」とカラダが働き出すので、積極的に歩く機会を増やすことも重要です。
エレベーターでなく階段にする、一駅分歩く、ウオーキングがてらお買い物に行くなど、歩く時は背筋を伸ばし腹筋や背筋も有効に使えることを意識しましょう。
体の中心が冷えると、血行不良から代謝が落ちてしまいます。特にお腹まわりをしっかり温めるようにカイロや腹巻きなどの活用がオススメです。
また、お腹を膨らませながら行う深呼吸を繰り返すのも良いです。呼吸によって内臓をマッサージすることで、体の芯から温まり、代謝アップに役立ちます。
朝食には、眠っている間に低下した体温を上げる効果があります。そしてその体温を維持しようと体内のエネルギーを使うので、基礎代謝が上がります。
食事は朝昼晩バランス良く、特に朝食はしっかり摂るようにしましょう。
体の組織の中で、最もエネルギー消費が多いのは筋肉です。筋肉量が多ければ、基礎代謝量が増え、太りにくく痩せやすいカラダになります。筋肉のもととなるたんぱく質をしっかり摂るようにしましょう。しかし、お肉は脂肪が多くカロリーも高いので、油を使わないなど調理法の工夫が必要です。では、他にたんぱく質が豊富に含まれている食品は何でしょうか?例えば、納豆1パックで8.4gのたんぱく質が摂れます。また、カツオ100gで25.8g、サバ100gで20.6gなど。このように以下のような食品に多くたんぱく質は含まれています。
魚や大豆製品は良質なたんぱく質である上に低カロリー。積極的に食べたい食品ですが、三度三度の食事で摂るのが難しい場合は、アミノ酸のサプリメントなどを活用すると良いでしょう。
また、しょうがやニンニク、ゴボウやレンコンなどの根野菜は、カラダを温め代謝を上げる効果がありますので、上手にメニューに取り入れていきましょう。
寒いからといって、厚着をしたり暖房をかけ過ぎていると、カラダは体温を上げようとしなくなり、基礎代謝が上がりません。
暖房の温度を下げ、無理のない範囲で薄着でいることを心がけましょう。体温を上げるためにエネルギーを使い、代謝を上げることが狙いです。
冬はダイエットのハイシーズン。基礎代謝アップの生活習慣を心がけて、冬太りを避け、上手にダイエットしていきましょう。