「朝たん」という言葉をご存知ですか。
「朝たん」とは「朝食にタンパク質を摂ること」で、おろそかになりがちな朝のタンパク質をしっかり摂ろうという意味で使われています。
ここでは朝食でタンパク質を摂ることの大切さと、「朝たん」に最適な鈴廣かまぼこ開発の「さっとタンパク」について詳しく解説していきます。
「朝たん」の話に入る前に、タンパク質について説明します。
タンパク質は、20種類のアミノ酸が集まって構成される高分子化合物です。
20種類のうち、9種類はヒトの体内で作ることができず、食べ物からしか摂ることができないので「必須アミノ酸」と呼ばれています。
人間の身体は水分が60~70%、たんぱく質が約20%、糖質・脂質・その他が約20%を占めます。
筋肉や胃腸などの臓器、皮膚といった組織から酵素やホルモン、血液まで、そのほとんどを作る上でタンパク質が必要です。
タンパク質は1日のエネルギーや免疫力の向上、筋肉のリカバリーや筋力維持、お肌や髪の毛を美しく保つなどの役割を持っています。
起きている時、食事から摂ったタンパク質は私たちの体内でアミノ酸に分解されて吸収されていき、そして再び筋肉や各臓器などのタンパク質に合成されます。
しかし、睡眠中に食事からタンパク質が補給されることはないため、体内にあるアミノ酸は枯渇状態になってしまいます。
睡眠中にアミノ酸を使い続けた私たちの身体は、朝、目覚めた時点でタンパク質を求めています。
対策として私たちができることが「朝たん」、つまり朝食にタンパク質を意識して加えることなのです。
体内のアミノ酸が不足すると、筋肉を分解してアミノ酸を作り出そうとするので、朝食を抜いたり、朝のタンパク質量が不十分だと筋肉量の減少を招いてしまいます。
「タンパク質を摂った方がよいのは分かったけれど、毎日どれくらいタンパク質を摂ればよいのか?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。
一日に摂りたいタンパク質の量は、下記の計算式で目安量を知ることができます。
一日に必要なタンパク質の量(成人)=体重1kg×1g
60kgの体重の成人であれば、一日60gのタンパク質を摂る必要があるでしょう。
また、日々運動を行っている人や成長期の子どもは、上の計算式よりも多くのタンパク質を摂る方が良いとされています。
(出典: Mamerow MM et al., J. Nutr., 144: 876-880, 2014,)
一日に摂取したいタンパク質の量を把握するのと同時に気を付けたいことがあります。
それは、毎食均等にタンパク質を摂ることが大切ということです。
上のグラフの様に、人間の体内で一度に処理できるタンパク質量は決まっているので、夕食にまとめて多くのタンパク質が摂れる食事をするよりも、3食20gずつ均等にタンパク質を摂れる食事をした方が筋肉を効率良く合成できることがわかりました。
朝は忙しくて、朝食抜きで家を出てしまう方もおられるでしょう。
しかし、身体をいたわるためにも、タンパク質を補給できる朝食を摂るように心がけたいです。
もちろん、朝食だけでなく、昼食・夕食もバランスを考えて摂ることが大事です。
主な食品に含まれるタンパク質量をあげてみましたが、朝は時間がなかったりで、魚や肉を調理するのは避ける方が多いでしょう。
手間がかからない朝食メニューのタンパク質量を調べてみました。
※朝食メニュー例
・ごはん(150g) ・・・3.8g
・豆腐と油揚げのみそ汁 ・・・5.2g
・納豆(1パック) ・・・8.4g
合計 17.4g
20gのためには、あと一品加えたいところですが、そんな時に手軽にタンパク質補給ができるおすすめの商品があります。
それは、鈴廣かまぼこが開発したタンパク質栄養補助食品「さっとタンパク」です。
鈴廣かまぼこ開発の「さっとタンパク」は魚肉ペプチドだけでできた粉末のタンパク質補給食品です。
タンパク質含有率は93%。 小さじ1杯(3g)で約2.8gのタンパク質が補給できます。
お味噌汁などにサッとふりかけて、お手軽にタンパク質を補給することができます。
「さっとタンパク」は魚肉(魚たんぱく)からできています。魚を含む動物性のタンパク質は植物性のタンパク質と比べてアミノ酸のバランスが良いのが特長です。
アミノ酸はバランス良く含まれていることが大切で、図の小麦たんぱくの様に一つでも欠けているものがあると、その値までしか次のタンパク質合成が行われず、他は体外に排出されてしまいます。
図の魚肉たんぱくの様に全てのアミノ酸がバランス良く含まれていると、効率良くタンパク質の合成が行われるのです。
「さっとタンパク」は、白身魚のすり身を酵素分解した「魚肉ペプチド」でできています。ペプチドなので吸収スピードと吸収効率に優れています。
ペプチドとは、タンパク質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態のこと。アミノ酸を2~3個まとめて取り込めるため、効率的に体内に補給することができます。肉や魚のタンパク質からアミノ酸を摂ろうとすると、消化され吸収されるまでに3~4時間かかりますが、ペプチドでは、既に分解された状態ですので30~40分で吸収されていきます。
「さっとタンパク」はアミノ酸バランスが良く、ペプチドなので、タンパク質利用率は97%という大変高い値です。摂った分のほとんどが体外に排出されることなく体づくりに使われます。
摂取したタンパク質がどれだけ体のタンパク質として保持されたかの割合をしめす「正味タンパク質利用率」という指標があります。
大豆61、牛肉67に対し、魚は80と他のタンパク素材と比べると良い値ですが、魚肉ペプチドになるとその値は何と97!
魚たんぱくという原料は同じでも、ペプチド状になることによって吸収効率が15%以上もあがったのです。
今回は、タンパク質を毎食均等に摂ることの大切さと、特に「朝たん」にご活用いただきたい「さっとタンパク」ついて説明しました。
タンパク質の栄養補助食品を上手に使いながら、毎食均等にタンパク質を摂って、健康生活を心がけましょう。