最近、なんだか疲れやすい。体がだるい。
寝ても疲れが取れず、朝もスッキリ起きられない。
食欲が湧かなくて、ムリに食べると胃もたれが・・・。
夏の暑さも落ち着いてきたのに、どうしてだろう?
こんな症状、ありませんか?
この記事では、秋の「体調不良」について、「内蔵の冷え」と「自律神経の乱れ」にフォーカスして紹介していきます。
今年の夏、どんな過ごし方をされていましたか?暑い日が続いたため、冷たい物やのどごしのよいものに偏ったり、日中夜、冷房のかけっ放しだったりという方も少なくないでしょう。
身体を冷やす食事や状況が続くと、自覚がないままに体の内臓も冷やされて、胃腸機能が弱まり、消化吸収する力も衰えてしまいます。そうすると消化不良を招き、胃もたれや胸焼け、また、栄養が吸収されずに栄養不足に繋がります。その結果、腸内環境の悪化や免疫力や代謝の低下といったことが、時間差で秋頃の不調となって現れてくるのです。
また、「内臓の冷え」は、自律神経にもダメージを与えます。「自律神経の乱れ」によって体の循環が滞り、血液やリンパの流れが悪くなり、疲れやすかったり、体がだるかったりなどの不調になっていることが考えられます。
自律神経とは自分の意志ではコントロールができない神経のことです。心臓を四六時中動かしたり、胃腸のぜん動運動を活発にしたり、体温を維持したりするなどの働きがあり、「交感神経」(脳や筋肉がアクティブに活動)と「副交感神経」(体を休める)から成り立っています。
この「交感神経」と「副交感神経」のバランスが乱れることで不調になると言われています。
自律神経を整えるには、体内のリズムを作ることに尽きます。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、「交感神経」は、朝〜日没までが優位となり、「副交感神経」は夜〜睡眠時に優位となります。
活動する時間に活動して、休む時間に休むという「規則正しい生活」が大切ということは聞いたことがあると思いますが、多忙な私たちの生活では、難しい面も多々あると思います。
よく言われる生活習慣の見直しも大切です。
力が出ないときこそ、規則正しい生活習慣を意識したいものです。
「内臓の冷え」と「自律神経の乱れ」を改善するためには、まずは胃腸機能の回復が大切です。
人間の体は、食べたものを燃やしてエネルギーに変えて胃腸をはじめとする臓器を動かす燃料となります。車に例えると、ガソリンに当たります。
この食べものは、炭水化物、たんぱく質、脂質です。
炭水化物は燃料としか使われず、効率よく燃やされます。
この炭水化物には「お米」「小麦」「イモ類」「砂糖」などがあり、いわゆる糖質ですが、一番、体にクリーンで日本人が昔から常食としてきた「お米」をおすすめします。「パンはダメなのかな?」と思われる方もいると思いますが、パンは小麦とバターやベーキングパウダーなど出来上がるまでに加工が必要です。一方、「お米」は水を使って炊き上げるだけなので、よりシンプルな点に注目です。
「お米」を食べることで臓器を動かす燃料となり、胃腸の動き=消化吸収してくれる「ぜん動運動」が活発になることで、胃腸機能の回復に繋がります。燃料なくしては、機能の回復はなし得ません。
このような体の仕組みが人間にはあります。まずは弱った胃腸機能の回復が大切なのです。
毎食、ごはんをよく噛んで食べる。その上で、おかずとして、秋は「辛味食材」を取り入れることを意識してみてください。
明治時代に活躍された「食医」石塚左玄さんの「食養生法」という考えがあり、春は「苦味」、夏は「酸味」、秋は「辛味」、冬は「油」という食材で健康を維持するという、四季のある日本ならではの知恵です。
「辛味食材」には、唐辛子や大根、七味、生姜、わさびや辛子などの薬味、しそや大葉、ニラやネギ、玉ねぎなどの香味野菜などがあります。
なにより、「辛味」は肉や魚のたんぱく質や脂質の消化(分解)や吸収を助けてくれるといわれており、体も温めてくれます。
そして、食欲がないからと言って、食事を抜いたり、またスムージーなどの流動食は、噛まないで胃に入るので、胃腸の負担になってしまい、かえって悪化の原因になりかねません。
消化の第一歩は「よく噛むこと=咀嚼(そしゃく)」からといわれています。よく噛んで「唾液」(=消化酵素)を分泌し、食べたものとよく混ぜて胃に送ります。よく噛んで食べると唾液の分泌量が、噛まない場合と比べ約10倍アップするともいわれています。
口に入れた食べたものを、できるだけ噛んで飲み込むことで、食道や胃への負担を大幅に減らすことができるのです。
食事をするときには、朝・昼・晩と3回食べるようにすることをおすすめします。朝・昼・晩と食事で定期的にアゴと胃腸を動かすことで、胃腸機能や自律神経を刺激してくれ、体内のリズムが出来上がり、自律神経が整いやすくなります。
そうはいっても「ごはんは重くて食べられない」という方は、体が食べたいと思うものでよいのでまず3食を意識して食べてみてください。
秋の体調不良に負けない元気な身体を作るために、摂っておきたい栄養素がたんぱく質です。
私たちの身体は水分が60~70%、たんぱく質が約20%を占めています。
筋肉や胃腸などの臓器、皮膚といった組織から酵素やホルモン、血液まで、そのほとんどを作る上でたんぱく質が必要です。私たちの健康維持には、良質なたんぱく質が不可欠です。
良質なたんぱく質とは、体内で合成できない必須アミノ酸をバランスよく摂ることができるたんぱく質のことです。
たんぱく質を摂る上でおすすめなのが魚肉たんぱく質です。
一般的に動物性たんぱく質は植物性たんぱく質よりもアミノ酸バランスに優れています。なかでも魚肉たんぱく質は、畜肉や鶏卵よりも低脂肪で高たんぱくなので、余計な脂肪を摂らずにたんぱく質はしっかり摂りたい、という方に最適です。
ただ、食べ物で摂るたんぱく質は、胃から消化が始まり、お肉などの動物性たんぱく質は消化に4〜5時間がかかると言われます。
そんな時に便利なのが、魚肉ペプチドのサプリメントです。
ペプチドとは、たんぱく質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態のこと。アミノ酸を2~3個まとめて取り込めるため、効率的に体内に補給することができます。肉や魚のたんぱく質からアミノ酸を摂ろうとすると、消化され吸収されるまでに3~4時間かかりますが、ペプチドでは、既に分解された状態ですので30~40分で吸収されていきます。
鈴廣かまぼこ開発「サカナのちからB」は「疲労感を軽減」する機能性表示食品のサプリメントです。魚肉ペプチドなので、素早く手軽に体内にたんぱく質を補給できます。
いま、まさに実りの秋を迎えています。新米をはじめ、さんま、さつまいも、栗、かぼちゃ、きのこ、梨に柿にりんご・・・日本ならではの美味しい秋を堪能できるよう、体調不良から早く回復しましょう。