二日酔いを効果的に改善する方法って？ 飲み過ぎた時に心掛けたい生活習慣、食べ物

ついつい飲みすぎてひどい二日酔いになってしまうと、一刻も早く辛い状態から抜け出したいですよね。そんなときに思いつくのは、睡眠などの生活習慣、食事内容などによる改善ではないでしょうか。

この記事では、二日酔いになってしまった人が症状を少しでも早く改善する方法を紹介します。

二日酔いを生活習慣で改善する

二日酔いを改善するためには、生活習慣に気を付ける必要があります。辛い二日酔いから少しでも早く復活できるよう、二日酔いのときに何をしたらよいのか、何を避けるべきなのかを知っておきましょう。

二日酔いのときにした方がよいこと

二日酔いを改善するために、お風呂に入るとよいと言われています。代謝を高めて体内の悪いものを排出することが大切なので、身体を温めて軽く汗をかくことができるお風呂が最適です。お風呂には、運動のように転倒やケガのリスクはありません。しかし、体調不良の状態で長風呂すると身体に負担がかかってしまうので、湯船に浸かる場合は普段より少し短いくらいの時間にしておきましょう。

二日酔いのときにした方がよいのは、とにかく身体を休めることです。二日酔いはつらいですが、いつか症状がなくなります。そのため、仕事や学校がない限りはなるべく身体を休め、寝て身体から毒素がすべてなくなるのを待ちましょう。

二日酔いのときにしてはいけないこと

サウナ

先ほど、二日酔いの改善にお風呂がいいと紹介しました。しかし、二日酔いの状態でサウナに入ることは得策ではありません。とくに頭がクラクラするほど強い二日酔いの症状が出ている状態では、身体に負担がかかりさらに具合が悪くなってしまうこともあります。場合によっては、サウナの中で倒れてしまう可能性もあるので二日酔いが治まるまで控えましょう。

迎え酒

二日酔いを改善するために「迎え酒」をするのがよいと言われることがあります。しかし、これは絶対にやめましょう。アルコールをさらに追加することで問題解決になるどころか、症状が強くなったり二日酔いが長引いたりするだけです。

運動

二日酔いになってしまったとき、なるべく汗をかいてなるべく早く体内のアルコールを輩出した方がよいような気がします。実は二日酔い状態での運動は、危険なケースもあります。

二日酔いになってしまう原因はあまりよくわかっておらず、一般的に体内の血中アルコール濃度が0.10を超えたときに引き起こされる症状と言われています。アルコール分解の際に発生するアセトアルデヒドが原因であるという説や、脱水症状による体調不良だという説もあります。

二日酔いで運動をすると代謝がよくなるため、多少は体内のアルコールやアセトアルデヒドを排出する効果があるともいえます。しかし、二日酔い状態の運動は、注意が必要です。二日酔いで体調が悪いと判断が鈍ってしまったり体のコントロールができなかったりしますよね。そのような状態で激しい運動をするのは危険であり、ケガや動悸の原因になるためです。

頭がクラクラする、動けないほど体調が悪いというケースでは、まずは重い二日酔いの症状が改善するのを待ってから運動するようにしましょう。

気分転換に少し身体を動かしたいという場合は、ウォーキング程度にし、心拍数が上がるようなランニングは避けた方が無難です。

また、脱水症状が加速してしまうと、二日酔い改善に逆効果になることもありますので、運動する際は水分補給をこまめに行いましょう。

二日酔いを食べ物で改善する

二日酔いを改善するためには、体内に入れる食べ物や飲み物も大切です。とくに二日酔いの原因の一つでもある脱水症状を防ぐためにも、継続的に水分補給をすることは二日酔い改善の基本となります。他にも、摂取する栄養素を通じて二日酔いが改善される場合があります。

脱水症状を改善する飲み物

脱水症状を改善しつつデトックスをするためには、たくさんの水分を補給する必要があります。

スポーツドリンク

とくにいいとされているのは、スポーツドリンクです。スポーツドリンクは、発汗時に失われた水分を効率よく補給できる目的でつくられています。ナトリウムやカリウムなどのミネラルが含まれているので、飲酒時に失われたミネラル補給に役立ちます。

トマトジュース

アルコールの分解を促進する成分（グルタミンやアラニン、クエン酸）が含まれているのがトマトジュース。さっぱりとした味が二日酔いの日にも飲みやすいでしょう。

水

スポーツドリンク等が冷蔵庫にない場合でも、とにかく水をたくさん飲むことで脱水症状の改善・防止につながります。二日酔いで体調が悪くてなにも胃に入れたくないと思っても、水だけは継続的に摂取するようにしましょう。

二日酔いに効く食べ物

二日酔いから復活するためには、症状解消に役立つ食べ物を摂取するようにしましょう。

しじみ

二日酔いに効く有名な食べ物としては、「しじみ」が挙げられます。しじみは、二日酔いの原因の1つと言われるアセトアルデヒドの分解を助けるオルニチンを含んでいます。また、肝臓機能を助けるタウリンを豊富です。柿にもタウリンが多く含まれています。

卵

卵はメチオニンと呼ばれる栄養素を多く含んでおり、二日酔い改善に役立つと言われています。メチオニンはアルコール分解のために消費されてしまうため、卵を食べることで失ったメチオニンを補うことができます。

梅干し

「梅干しが二日酔いに効く」と耳にしたことがある方も多いでしょう。梅干しのようにクエン酸を多く含む食べ物は、肝臓機能改善や胃もたれ解消にも適しています。しかし、体調によっては梅干しのように刺激の強い食べ物を口にするのは逆効果のこともあるので、無理して大量に食べないようにしましょう。

二日酔いにはたんぱく質がいい

二日酔い改善には「たんぱく質」も有効です。たんぱく質というと身体を鍛えている人が摂取しなければならない栄養素のように感じますが、日常生活においてもエネルギーを与えてくれる大切な栄養素です。

二日酔いの状態でたんぱく質を摂取すると、アセトアルデヒドを分解する手助けをしてくれるため、症状改善が促進されます。最も効果的なのは二日酔いになる前（飲酒前・飲酒時）にたんぱく質を摂取することです。たんぱく質が含まれる食材をおつまみとしてお酒と一緒に摂取しておくと、アルコールがスムーズに分解されるため二日酔いになるリスクを抑えることができます。

二日酔いに効くサプリ

たんぱく質は肉や魚などから摂取することができますが、二日酔いの状態でそのようなガッツリご飯を食べるのは難しいですよね。そこでおすすめなのが、サプリによるたんぱく質摂取です。

たんぱく質を手軽に摂取できるサプリとしておすすめなのが、「サカナのちから」です。たんぱく質を手軽に摂取でき、二日酔い状態の改善も期待できます。
「サカナのちから」はペプチドというたんぱく質を分解してアミノ酸分子がいくつか繋がった状態にしたサプリ。その為、食事で摂るよりも効率的にたんぱく質を身体に取り入れることが可能です。

重い二日酔いでご飯を食べる元気がなくても、サプリなら手軽に栄養が補給できるのでうれしいですね。

二日酔いになってしまった状態からの症状改善はもちろん、飲酒前にサプリを摂取すれば二日酔いを防いだり症状を抑えたりすることができます。たんぱく質が不足すると疲れやすく体調を崩しやすい身体になってしまうので、日ごろの栄養補給としてもおすすめです。

まとめ

二日酔いになってしまったときは、とにかく激しく身体を動かしたりサウナに入ったりするような行為は危険です。身体に負担がかかってしまうと症状が悪化し、最悪の場合倒れてしまうこともあります。

なるべく早く二日酔いを改善するためには、脱水症状を改善するために水分補給を徹底し、たんぱく質など二日酔いに効く栄養素を摂りながら体を休めましょう。

そして、くれぐれも飲み過ぎには注意して二日酔いを防ぐこともお忘れなく！