忘年会、お正月、新年会とお酒を飲む機会が多い時期になってきました。でも、せっかくの楽しい時間も、つらい二日酔いになってしまうと台無しに。ここでは二日酔いを防ぐ食べ物をご紹介します。
そもそも、二日酔いにならないために、飲む前・飲む時の食べ物で予防しましょう。
空腹のままお酒を飲むと、アルコールの吸収を早め、悪酔い・二日酔いの原因となってしまいます。アルコールの代謝を助け、肝機能を高めるおつまみを食べながらゆっくりお酒を楽しみましょう。
お酒には利尿作用があり、また、肝臓はアルコールを分解する過程で大量の水を必要とします。お酒を飲んでいる途中で水を一緒に飲むと、アルコール分解を行なう肝臓の負担を軽くし、脱水症状を防ぐことができるのです。
後でまとめて飲むのではなく、お酒と水を交互に飲むようにしてこまめに水分補給するようにしましょう。
タンパク質には、二日酔いの原因となる物質アセトアルデヒドの分解を促進したり、肝臓のダメージを修復する働きがあります。鶏肉、魚肉はアミノ酸スコア(食べ物からしか摂ることのできないアミノ酸がどれだけバランス良く含まれているか)が高く、また低カロリーなので、食べすぎを気にせずに良質なタンパク質がとれます。
大豆も良質なタンパク質です。肉よりもカロリーが低いので、おつまみに取り入れやすいです。
これらの魚介類には、肝臓の働きを助けるタウリンが多く含まれています。タウリンには、アセトアルデヒドの分解を助ける、肝臓の細胞を保護する、脂肪肝を予防する、などの働きがあります。
多く含まれるビタミンCが、肝臓の活動を活発にして、アセトアルデヒドの分解を助けます。小鉢一杯ほどで効果があるといわれています。
二日酔を解消する食べ物をご紹介します。コツは、水分と栄養分の補給です。
まずは水分を補給して脱水状態から抜け出しましょう。そして、飲酒で不足したビタミンやミネラルなどの栄養分を補給します。つらくても朝食をとるようにしましょう。
食べ物ではありませんが、二日酔い解消に水を飲むのは効果的です。長時間、肝臓はアルコール分解を行っていますから、体内の水分は多く消耗され脱水状態です。まずは水分補給を充分にしましょう。
あさりやしじみに含まれるタウリンが、肝臓の機能を高め、肝臓の修復を補助してくれます。疲労回復を促進するアミノ酸豊富な味噌汁にして飲むと良いでしょう。
出典:科学と生物2007 45巻4号 p273-281「タウリンの多彩な生理作用と動態」https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/45/4/45_4_273/_pdf/-char/ja
くだものには、ブドウ糖、ビタミン、ミネラルが多く含まれ、アルコールの代謝が良くなります。特に柿は、渋み成分のタンニンが体内の有害物質を排出してくれます。
二日酔いの予防の項でたんぱく質が大切であることの説明をしましたが、二日酔いの症状を軽減するのもたんぱく質です。
なぜなら、二日酔いの状態でたんぱく質を摂取すると、アセトアルデヒドを分解する手助けをしてくれるため、症状改善が促進されるのです。
食べるのが難しい場合は、サプリメントでお手軽に摂取する、というやり方もできます。おすすめはたんぱく質を吸収しやすくしたペプチドのサプリメントです。
ペプチドとは、たんぱく質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態のこと。アミノ酸を2~3個まとめて取り込めるため、効率的に体内に補給することができます。肉や魚のたんぱく質からアミノ酸を摂ろうとすると、消化され吸収されるまでに3~4時間かかりますが、ペプチドでは、既に分解された状態ですので30~40分で吸収されていきます。
たんぱく質は20種類のアミノ酸からできていて、どれかひとつでも少なかったり欠けたりすると、充分に体づくりに使われません。魚肉ペプチドはアミノ酸20種類をすべて含んでいる上に、人の身体で合成できず食べ物からしか摂ることのできない必須アミノ酸を理想的なバランスで含んでいます。
魚肉ペプチドとしておススメしたいのが、鈴廣かまぼこ開発「サカナのちからB」です。魚の白身を酵素分解してつくった天然素材のサプリメントです。
・魚肉だから高たんぱく・低脂肪
・魚肉だから理想的なアミノ酸バランス
・ペプチドだから優れた吸収効率
・タンパク質利用率は、97%
2022年には疲労感の軽減効果で、機能性表示食品として販売を開始いたしました。
二日酔いにならないためには、飲み過ぎないことが一番。翌日後悔しないよう、飲むペースと量に気を付けつつ、おいしい料理をつまみながら、楽しい時間を過ごしたいですね。