テレワーク、新環境、五月病･･･ 引きこもりがちな気分を変える食事メニューのご紹介
テレワーク推進や外出自粛など、数年前には想像できなかった生活の変化が起こっています。
巣ごもりになると、人に会う機会が減り引きこもりがちになるため、不安やストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか? また4月に新しい環境に置かれ、慣れてきた頃に陥る人が多いのが五月病です。
ストレス発散方法として旅行や外食に･･･というのもコロナ禍で難しいとなると、おうちでの時間を工夫してストレスを発散するしかありません。
今回は気分転換を図れる食事法にスポットを当ててみます。自分で料理を作れば、栄養バランスも費用もコントロールしやすい利点もあるでしょう。
引きこもりがちな気分をアップするにはたんぱく質を
新しい環境、テレワークなどで落ち込みがちな気分を上げるのにおススメの栄養素がたんぱく質。
たんぱく質は20種のアミノ酸からできており、その中でも食べ物からしか補給できない必須アミノ酸であるトリプトファンやフェニルアラニンなどを摂ることで、やる気や気分アップにつながるドーパミンやセロトニンの生成に役立ちます。
人間はドーパミンの分泌が低下すると、やる気が出なかったり、集中力が低下したりします。 また、現代人はセロトニンが不足しがちといわれており、セロトニンが不足すると、ストレスや不安を感じやすくなることが分かっています。
セロトニンは、精神を安定させ幸せを感じやすくするため、「幸せホルモン」とも呼ばれているのです。必須アミノ酸であるトリプトファンから作られますが、自分で作ることができないため、たんぱく質を摂取することが重要になります。
たんぱく質なら魚肉たんぱくがオススメ
積極的にたんぱく質を摂りたいと思っても、ダイエット中の方はカロリーを摂りすぎるのが心配かもしれません。
そんな時に注目したいのが魚肉たんぱくです。
魚肉たんぱくを摂取することによって、落ち込みがちな気分が上がるだけでなく、筋肉のもとになったり、健康的な身体づくりに役立つでしょう。
たんぱく質が体内に吸収され、効率良く再合成されるのにはアミノ酸のバランスが関係しています。
アミノ酸のバランスが悪いと体内で吸収されづらかったり、効率よく使えないこともあります。
魚肉タンパクはアミノ酸のバランスが吸収されやすいので、ぜひ毎日のメニューに取り入れていただきたいです。
また、一般的に魚はお肉などよりも、低脂肪高たんぱくなのが特徴です。
体重やコレステロールを気にする方も魚ならば、安心してたんぱく質を摂ることができるでしょう。
「お肉が好きだから」とお肉ばかり食べていると、たんぱく質を摂ることはできても必要以上に脂質をとってしまい、肥満の原因になりかねません。
引きこもりがちな気分を変えるメニュー
では、引きこもりがちな気分を変えてくれる「たんぱく質が摂れるメニュー」を3つご紹介しましょう。
キムチ鍋・・たんぱく質が摂れるメニュー
キムチ鍋はお肉や魚介類、豆腐や野菜など、さまざまな栄養素がいっぺんに摂れるメニューです。
たんぱく質やビタミン、食物繊維などが一度に摂れる上、体が温まるので免疫力アップにもつながり、気分も上がりそう。
しかも、これらの食材から出た栄養分をスープごといただけるのも魅力です。
キムチ鍋に是非加えたいのが豚肉。
豚肉にはたんぱく質やビタミンB1が豊富です。
また、キムチ鍋にお豆腐を入れる方が多いと思いますが、お豆腐にはレシチンが含まれており、傷ついた神経の修復や脳の働きを活性化する役割があるため、引きこもりがちな気分を上げてくれ、疲労回復も期待できそうです。
レシチンをとると神経伝達物質が生成され、自律神経のバランスの乱れによる不眠やイライラ、頭痛が改善されたり、集中力アップにつながるそうです。
マグロアボカド丼・・魚肉たんぱく質が摂れるメニュー
次におススメしたいのが、気分が落ち込みがちで貧血気味の方にピッタリなマグロアボカド丼。
マグロとアボカドをそれぞれ、包丁で叩き、卵を混ぜて調味料で味付けしてご飯にのせるだけ。
マグロには鉄分が多く含まれています。
また、アボカドには食物繊維が豊富で、卵にはたんぱく質が含まれています。
アボカドがない時は納豆を代用してみるのも手です。
納豆はたんぱく質が豊富で発酵食品なので腸内環境の改善にもなります。
かまぼこ＆きのこの卵とじ・・魚肉たんぱく質が摂れるメニュー
最後にご紹介するのはかまぼこ＆きのこの卵とじ。
かまぼこには、後でご紹介する魚肉たんぱくが豊富に含まれています。
かまぼこの風味とふんわりとした卵、食物繊維豊富なきのこをたっぷり摂れる料理です。
マヨネーズやソースをかければ、お好み焼きのような風味にアレンジもできま
練製品で効率よく魚肉たんぱくを摂ろう
もっとも手軽に魚肉たんぱくを摂る方法としておススメしたいのが練製品。
練製品は魚よりも調理が楽で、手軽に魚肉たんぱくが摂れる食品です。
おでんや煮物はそのまま煮込むだけですし、かまぼこや竹輪は、切ってそのまま食べられる手軽さがあります。 その上、低脂肪で魚肉たんぱくをしっかり摂れる万能選手といえるでしょう。
まとめ
新しい環境で落ち込みがちな気分を変えるのにおススメのメニューやたんぱく質、特にお魚肉たんぱくについて解説しました。
魚料理のほかに練製品など魚肉を加工した食材を毎日の食生活に取り入れていただければと思います。また、落ち込みがちな気分を転換し、みなさんが明るい気持ちで毎日を過ごせることを願っています！
