中学の頃から陸上一筋で、長距離種目に打ち込み、現在はトレイルランナーとして活躍する大瀬和文選手。2019年には世界シリーズ戦で日本人初の優勝を果たすなど、トレイルランニング界発展の一翼を担っています。そんな大瀬選手が語る、競技の魅力やこだわりの食生活について伺いました。
1981年(昭和56)生まれ、長野県在住。中学・高校・大学と陸上競技部に所属。社会人になって雑誌「Tarzan」の読者モデルに選抜されたことを機に、トレイルランニングを本格的に始める。2014年に海外レースへ転戦し、ウルトラトレイルワールドツアーにも参戦。コロナ禍以降は看護師に復帰し、現在は長野県北信地域を拠点とした競技活動を続けている。アウトドアスポーツ競技全般に関心があり、長野県木曽郡大滝村の地域おこし協力隊としても活動中。アウトドアスポーツ競技に勤しんでいる。
私は2013年頃から今に至るまで、トレイルランニングというスポーツに取り組んでいます。最近は100kmから、時に160kmを超えるような長いレースを主戦場に戦ってきました。今年で言うと、4月に出場した「Mt. FUJI 100」というレースでは、入賞や上位こそ逃したものの、無事に完走という形でシーズンスタートを切ることができています。他にも長野県内のレースを中心に出ていて、「奥信濃100」で3位、志賀高原のレースで総合2位、8月には「富士登山競走」にも出場して11位でした。このように入賞を逃してしまうこともありますが、9月に出た「信越五岳トレイルランニングレース」では総合2位という結果を出せて、自分がメインとする距離で結果を出せたことには満足しています。
トレイルランニングの魅力は、ロードを走るマラソンとは違って、自然の中を駆け巡ることで開放感に浸れる点です。それに日本だと「古道」といって、昔は使っていたけれど今は使っていないような道をレースに利用することも多くて。そうすると、トレイルランニングがその道の再興に繋がるんですね。自分自身もレースを通してその土地の歴史を学べますし、普段の旅行では味わうことのできない知識や体験を得ることができることは魅力だなと思います。
確かに40歳を超える年齢になると、若い頃と違ってただ走って休むだけではリカバリーが間に合わなくなってきています。だからこそ、食生活に関してはバランスよく摂ることを意識していますね。自分の摂りたいものを選ぶためになるべく自炊をして、肉のみに偏らず、魚や野菜を多めに摂るようにしています。個人的には、同じタンパク質なら肉よりさっぱりとした印象の魚などを多めに摂っていますね。そうすれば必須アミノ酸も補給できますから。20~30代の頃は肉を食べて体力を回復していましたが、今は胃にも優しいあっさり系のものをメインに取り入れています。
食事の回数は朝昼夕の3回ですね。以前は朝ごはんを抜いてしまうことも多々あったのですが、今は必ず食べるようにしています。間食もできればなくして3食だけで賄えるように心がけてはいますが、どうしてもお腹が空く時はナッツ類を食べることが多いです。
若い頃は「がむしゃら」という言葉が似合うスタイルで競技に取り組んでいました。30代前半まで、毎月何十試合というレベルで大会にも出場していましたね。練習なのか、大会なのか区別がつかないほど、休みなく走っていた思い出です(笑)。コンディションに関しても、セルフマッサージやストレッチをするだけで、次の日も元気に走ることができて。リカバリーも簡単にできていたなと思います。
それが年齢を重ねるうちに、筋疲労を感じやすくなって、怪我のリスクも以前より身近に感じるようになりました。だからこそレースが終わってからではなく、レース中からうまく疲労を残さないようにしなければ…と思っていた時に、ちょうど「サカナのちから」に出会ったんです。
はい、私の場合はレース開始前にまず10錠飲みます。疲れる前から飲むことが大切だと感じているんです。レース中はだいたい10〜15km、時間にして1時間半〜2時間半を目安に10錠ずつ飲んでいます。
疲労具合によりますが、朝は10錠ぐらい。夜寝る前は、その日行ったトレーニング量や疲れの感じ方で変えますが、10〜20錠飲んでいます。
日常生活で一番よく感じるのは、寝る前に飲んで翌朝の寝起きがスッキリしていることです。それに朝も飲んでいるのですが、「一日の動きが良いな」と感じます。
朝急いでいて「しまった、飲むのを忘れていた」と思った時には、身体の動きが悪いな、と感じますね。
以前はエネルギー摂取を優先させることが多かったので、カロリー重視で選んでいました。今はビタミンや電解質、脂質、タンパク質など、栄養の部分にも着眼するようになりましたね。間食では果物があれば口にすることもあります。食べやすい甘いお菓子だけを摂るのではなく、味噌汁などの汁物があればナトリウムを意識して摂取するようにして。レース中も普段の食事のように意識づけをして、自分に足りない栄養素として摂るようにしています。
飲むと疲労感が緩やかになってくるのを実感できる点です。激しいレースの翌日も、身体の重さや筋肉のダメージが違うな、と感じます。
既に色々な人に勧めているのですが、有酸素運動をよく行う人や長い時間動くことが多い人、疲労が溜まりやすい人や疲れを感じやすい人におすすめしたいです。寝る前に飲んでいただくと、より効果を実感できるのではないかなと思います。
私もこれまで粉末タイプのものや溶かして飲むようなプロテインを試してきたのですが、「サカナのちから」は錠剤なので、袋を開けたらすぐに飲めるところが一番のメリットかなと。長く飲み続けることを考えても、手軽さはポイントの一つです。持ち運びしやすい点も良いところの一つですね。
40代というのは、以前のように身体を動かして無理をしてしまうと、すぐに身体に跳ね返ってきてしまいます。それに、若い頃は断続的に練習をしても平気でしたが、この歳になると、線で繋ぐような継続的なトレーニングをしないと結果が出せない。筋肉的な部分で高いパフォーマンスを発揮させるには、練習をやめないことが求められているように感じます。だからこそリカバリーも大切。簡単に飲むことができて効率よくパフォーマンスが上がる「サカナのちから」を取り入れて、日々のトレーニングと本番に向けての心構えに繋げていただけたらなと思います。