「筋トレを始めたいけど、何に注意したら良いか分からない」
「筋トレのやり方や食事について教えてほしい」
筋トレは正しく行うことで、健康を維持したり、自分に自信をつけたりと様々な効果をもたらしてくれます。ただ、初めてやる方の中には、何をどのくらいやったら良いか、何に気を付けたら良いか分からない方も多いでしょう。
筋トレは、体にそれなりに負荷がかかります。正しく行わないと、かえって健康を損ねてしまうこともあるのです。
そこで、この記事では初めて筋トレを行う方に向けて、始め方やオススメの食事などを解説していきます。
この記事を読むメリット
・正しい筋トレの始め方が分かる
・初心者の筋トレスケジュールを一目で把握できる
・効率的に筋肉をつける食事法が分かる
この記事を読めば、いつまでも若々しく、自信たっぷりの自分に出会う筋トレ方法が分かります。
ぜひ最後までご覧ください。
筋トレには押さえておくべきポイントがあります。
知らずに行うと、ケガに繋がる可能性もあるので、事前にポイントを押さえてから筋トレに臨みましょう。
筋トレの前後には軽いストレッチが必須です。理由は次の通り。
タイミング | 理由 | ストレッチ例 |
筋トレ前 | パフォーマンス向上やケガの予防 | 肩甲骨や股関節周りなどの、動的なストレッチ |
筋トレ後 | 筋肉疲労の軽減や回復 | 肩甲骨や股関節周りなどの、静的なストレッチ |
ストレッチは、筋トレの効果を高めるのに最適な運動です。
筋トレ前のストレッチで柔軟性が高まると、筋肉の可動域が高まります。可動域が高まると、筋肉への負荷が高まり、より効率的に筋トレすることが可能になります。
筋トレ後のストレッチは、疲労の軽減・回復につながります。疲労物質である「乳酸」を排出しやすくなるからです。
効率的に筋トレを行いたい方は、3分~5分で良いので、ストレッチを取り入れましょう。柔軟性がアップし、基礎代謝の向上にもつながります。
筋トレは、鍛える部位を明確にすると効果がアップします。腹筋・二の腕・ヒップ・ふくらはぎなど、鍛えたい部分を意識して重点的に行いましょう。
ぼんやりと筋トレしていると、筋肉を効果的に働かせることができません。
体が楽をしてしまうからです。
例えば、二の腕であれば、腕立て伏せがおすすめです。二の腕を意識しながら筋トレをすると、稼働できる筋肉が増えるので、筋トレ効果が何倍も高まりますよ。
せっかくなら、鍛えたい部分に最も効率的なトレーニングを行いたいところ。まずはどの部分を鍛えたいのか考えてみましょう。
負荷は様子を見ながらゆっくりかけていきます。
初心者が、いきなり腕立て伏せを50回も100回もやるのはオススメできません。筋肉だけでなく、関節を傷める可能性があるからです。最悪、日常生活に支障をきたす恐れもあります。
1日5~10回から始め、ゆっくりと負荷を高めていきましょう。
休むのも筋トレのうちです。
筋肉は「筋繊維」という繊維が束になって出来上がっています。筋トレをすると、筋繊維が壊れ、より強い筋繊維へと修復しようとします。この過程で、筋肉が強くなるのです。
そのため、「筋肉をつけたいから」と無理して行うと、筋繊維を修復できず、かえって筋肉がやせ細ってしまいます。
筋繊維が回復できる時間をしっかり設ける必要があるのです。
理想的な回復期間は次の通りです。
部位 | 回復期間 |
腹筋 | 1日(毎日可) |
二の腕・背中 | 48時間 |
ヒップ | 48~72時間 |
大きい筋肉程、回復期間が長くなります。早く筋肉を付けたいからと、焦らないようにしましょう。
筋肉を効率良くつけるには、食事バランスを意識することが大切です。
壊れた筋繊維を回復させるには、様々な栄養素が必要になります。
特に重要なのがたんぱく質です。筋肉はたんぱく質でできているので、欠乏すると壊れた筋繊維を回復させることができません。
また、糖質も重要です。糖質は、筋肉を動かすエネルギーになります。
特に筋トレ後は、タンパク質と糖質を十分に取り、素早く筋肉を回復させてあげましょう。
理想的な摂取量については、後述します。
さて、ポイントを押さえたところで、いよいよ筋トレメニューの解説に入っていきましょう。
自宅でできる基本的な筋トレメニューは次の通りです。
腹筋は初心者でも取り組みやすい筋トレメニューです。やり方は次の通り。
初めての方は、これを5~10回×3セットを行うのがおすすめです。インターバルは30~1分ほど空けて行いましょう。
毎日行うことができるトレーニングですが、3日に一度でも効果は十分に出ます。
背筋は姿勢に大きく関わる筋肉です。しっかり鍛え上げると、姿勢がよくなり、基礎代謝も向上します。やり方は次の通り。
1日10~15回×3セット行いましょう。
あまりそり過ぎると腰を痛めてしまいます。胸が床から10~15cm離れるイメージで行いましょう。
トレーニングというと、腕立て伏せを思い浮かべる人もいるでしょう。
腕立て伏せは、二の腕周りや胸筋を鍛えるトレーニングです。やり方は次の通り。
腕立て伏せは1日5~10回を3セット行うのがおすすめです。難しく感じる方は、膝をついてもかまいません。
慣れてきたら回数とセット数を増やしましょう。
スクワットは、お尻周りや下半身の筋肉を鍛えられるトレーニングです。
下半身には、全身の筋肉の3分の2が集まっていると言われており、鍛えることで効率的に基礎代謝を高めることができます。やり方は次の通りです。
1日10回×3セットで効果がでます。出来る方は、ペットボトルなどを持って負荷を高めるといいでしょう。
膝がつま先より前に出ると、ケガをする原因になります。注意して行いましょう。
体幹とは、両腕両足を支える胴体のことです。体幹を鍛えることでインナーマッスルが鍛えられ、姿勢の改善や運動能力の向上が見込めます。やり方は次の通り。
1日30秒×3セットから始めましょう。
姿勢が一直線になっているか注意しましょう。正しい姿勢をキープしていれば、お尻の穴が締まるような感覚になります。
ここでは、筋肉をバランスよく鍛えたい方のために、理想的な筋トレスケジュールについて解説します。
あくまで参考例ですので、ご自分に合ったスケジュールを組んでみましょう。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
腹筋 体幹 | 休み | 腹筋 腕立て | 休み | 腹筋 背筋 | 体幹 | 休み |
腹筋を中心に、体幹を鍛えるトレーニングを組み込むことで、上半身全体を引き締めることができます。
お休みを挟むことで、モチベーションの維持や筋肉疲労の回復を狙います。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
スクワット | 休み | スクワット 体幹 | 休み | 体幹 | スクワット | 休み |
下半身を重点的に鍛えるメニューです。体幹トレーニングは、体全体を鍛えることができるので、ふくらはぎなどもスッキリさせることができます。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
スクワット 腕立て | 腹筋 背筋 | 休み | スクワット 背筋 | 腹筋 腕立て | 休み | 腹筋 体幹 |
筋肉の回復期間を考慮した、全身をバランスよく鍛えるメニューです。
回復期間にあたる部位の使用を避けた筋トレメニューを実施します。
筋トレを陰で支えるのが「食事」です。壊れた筋肉は、食事で摂取したエネルギーを元に修復され、ブラッシュアップされます。
つまり、せっかく頑張っても、誤った食生活をしていると、努力が水の泡になってしまうのです。
「でも、何をどのくらい食べたらいいの?」と考える方もいるでしょう。
具体的にどのような食事をとるべきか見ていきます。
基本的には、3食バランスよく食べましょう。
「筋トレメニュー」と聞くと、ステーキやササミを想像する方もいると思いますが、そんな極端なことをする必要はありません。朝・昼・晩にバランスよく食べればOKです。
次のような栄養素が、筋肉の回復や体づくりをサポートしてくれます。
栄養の種類 | サポート内容 |
糖分(ご飯・パンなど) | 筋肉を動かすエネルギーになる |
タンパク質(牛肉・豚肉・鶏肉・魚肉など) | 筋肉を形作る元になる |
ビタミンB1(玄米・豚肉・大豆製品など) | エネルギー(糖)を代謝させる |
ビタミンB2(牛乳・チーズ・卵・納豆など) | 脂質をエネルギーに変えやすくする |
ビタミンB6(大豆・イワシ・バナナ・鶏肉など) | タンパク質の摂取後、筋合成をサポートする |
例えば、朝食はトーストにサラダと目玉焼きを加えるだけで、必要なエネルギーや栄養素を摂取することが可能です。
昼食は忙しい合間に済ませることが多いので、適当に済ませる方も多いでしょう。定食やランチを食べる方なら、サラダなどの小鉢がついているものを選びましょう。焼き魚定食やハンバーグセットなどがおすすめです。
夕食はご飯・汁物・主菜・副菜を自炊できるのが最高ですが、中々難しい場合もあると思います。コンビニで買って帰る場合は、炭水化物とサラダチキンを買うなど、エネルギー源・タンパク質・ビタミンを効率よくとれるものがおすすめです。
効率良く筋肉を付けるには、タンパク質がカギになります。タンパク質を構成する「アミノ酸」が筋合成の元となるからです。
具体的な理想摂取量は次の通りです。
運動量 | 体重1kg当たりの1日摂取量 |
ほとんどしない人 | 0.8~1.0g |
軽めに筋トレする人 | 1.2~1.4g |
激しい筋トレをする人 | 1.6~1.7g |
【算出例】体重50kgの方が、軽めに筋トレをした場合、50kg×1.2~1.4g=60~70g
1日の摂取量は60~70gが理想となります。
ご参考までにタンパク質を多く含む食品を紹介します。
朝昼晩に万遍なく摂取し、一日分の摂取量を満たすよう心がけましょう。
「でも忙しいし、毎日タンパク質に気を遣うのも面倒くさい…」という方は、サプリメントを活用するのがおすすめです。
鈴廣かまぼこ開発の「サカナのちから A for アスリート」は、効率的にタンパク質補給ができるサプリメントです。
・魚肉だから高たんぱく・低脂肪
・魚肉だから理想的なアミノ酸バランス
・ペプチドだから優れた吸収効率
・タンパク質利用率は、97%
いかがだったでしょうか。
筋トレは理想的な体を手に入れたり、自信をつけるのに最適な運動です。正しく行えば、人生をより楽しく生きるためのツールにもなります。
ただ、意外に気を付けるポイントが多いので、いきなり全てを完璧に行おうとすると、すぐに挫折してしまうかもしれません。
そんな時は、少しずつ行ったり、お金をかけて手間を省いたりしましょう。初めのうちだけジムなどに通うのも手です。
特に食事は、理想的な体作りに欠かせませんが、管理がかなり大変です。
サプリメントなどもうまく活用しつつ、理想的な体づくり目指しましょう。