「あなたは肉と魚、どちらが好きですか?」
こう聞かれて「お肉」が思い浮かんだ方、多いのではないでしょうか。最近では食の欧米化に伴い私たち日本人の”食の魚離れ”が進んでいるようです。
しかし日本人にとって古くから貴重なたんぱく源として親しまれてきた魚。私たちの健康にとってとても魅力的であることが分かってきました。今回は魚たんぱく質の魅力についてお伝えします。
私たち人間の身体は、水分を除くと約半分が「たんぱく質」でできています。たんぱく質は筋肉や皮膚、内臓や血液・ホルモンなど、人間の身体を構成する重要な栄養素なのです。
もし口から食べるたんぱく質量が不足すると、身体内にあるたんぱく質を分解して不足分を補おうとします。
そのため、筋肉量の現象や免疫力低下、体力が落ちるなど様々な障害の原因となってしまいます。
身体の健康を維持するために、たんぱく質はとても大切な役割を担っており、良質なたんぱく質を摂ることが大切なのです。
では、良質なたんぱく質とはどんなものなのでしょう?
たんぱく質を多く含む代表的な食品として魚・肉・乳製品などが挙げられます。
どの食品にもたんぱく質は10~25%程度含まれていますが、残りの8割の栄養分に注意が必要です。
肉や乳製品は脂肪が多く、必要なたんぱく質を摂ろうとすると、カロリーオーバーやコレステロール値の上昇が心配です。
一方、魚肉たんぱく質は、高たんぱくで低脂肪、さらに脂肪が体内に蓄積されにくくなっていて、とても健康的に良質なたんぱく質を摂ることができるのです。
私たち人間は、20種類のアミノ酸を自在に組み合わせて様々なたんぱく質を合成し、筋肉や血液などの組織を作り出しています。
そのアミノ酸は他の動植物を食べることで取り入れており、万一不足するものがあると体内で合成し補っています。しかし、そのうち体内で合成することができない9種類は「必須アミノ酸」と呼ばれ、食物から直接取り入れるしか方法がないのです。
もし必須アミノ酸のどれかひとつでも欠けたり少なかったりすると、その少ないアミノ酸のために必要なたんぱく質が合成されません。一番少ない「部品」の分しか、たんぱく質が合成されないからです。
必須アミノ酸がバランスよく含まれているかどうかを数値化したものをアミノ酸スコアといいますが、魚たんぱくのアミノ酸スコアは満点の100。アミノ酸20種をすべて含むうえに、必須アミノ酸を理想的なバランスで含みます。それゆえ、効果的なからだづくりを促してくれるのです。
正味たんぱく質利用率という言葉をご存知でしょうか。
正味たんぱく質利用率とは、摂取したたんぱく質がどれだけ体を構成するたんぱく質に利用されたかという値です。
下のグラフは主なたんぱく質が摂れる食品の正味たんぱく質利用率を比較したものです。
魚肉は低脂肪でありながら、摂ったたんぱく質の80%が身体づくりに使われていることがわかります。
魚肉をペプチドにした「魚肉ペプチド」の利用率は97%、大豆や牛乳、牛肉、魚肉さえも上回る値です。
魚肉ペプチドとは、魚肉たんぱく質が分解され、アミノ酸分子が数個繋がった状態のことです。
「サカナのちから」は、天然の魚のすり身を予め酵素分解し、魚肉ペプチドにしたサプリメントです。
魚を毎日、手軽に摂る手段として、たんぱく質利用率に優れたサプリメント「サカナのちから」を利用するのも手かもしれません。
魚肉たんぱく質の魅力が伝わりましたでしょうか?最近の研究では、魚は栄養補助としての役割だけでなく、老化防止、生活習慣病予防、脳の成長・発達を促進するなど様々な効果があることもわかってきています。
日本人を支えてきた魚食の文化、これからも健康のため育んでいきましょう。