3/13~5/20「伝統とモダン~深川製磁のアルテ・ウァン展~」 を開催
  • HOME
  • イベント
  • 3/13~5/20「伝統とモダン~深川製磁のアルテ・ウァン展~」 を開催

3/13~5/20「伝統とモダン~深川製磁のアルテ・ウァン展~」 を開催

日本全国には素晴らしい作り手がいらっしゃいます。鈴廣かまぼこが理念や技に感銘を受けてきた方々の作品を、鈴廣かまぼこの里内にございます「千世倭樓 茶房 しゃざ」をギャラリースペースとして紹介してまいります。展示物のみならず、みなさまの暮らしに使いやすい作品も取り寄せて販売いたします。今春は佐賀県有田町の深川製磁の「アルテ・ウァン」シリーズの作品を展示販売いたします。深川製磁は伝統技術の可能性を広げ続けている窯元です。今回の「アルテ・ウァン」シリーズの器は、伝統とモダンを融合させた一つの模範ともいえる作品です。


有田焼・深川製磁について

深川家は1650 年頃より代々窯焚き業を営み、明治 27 年( 1894 )に深川忠次が深川製磁を設立しました。開窯以前から、若くして渡欧を重ねていた忠次は、ドイツのマイセンをはじめとする各国の窯元が台頭している様子を目の当たりにし、「世界一のやきものづくり」を目指すようになりました。そして、有田の伝統的な技法に欧州から取り入れた先進技術を加え、日本の美観を表現した独自のデザインを追求します。

パリ万博受賞者の記念写真。前から2列目、右から4番目が忠次

有田焼・深川製磁について

深川忠次の図案帳。本来有田焼は、見本とする現物品「手がしら」をもとに制作するため、有田焼の図案帳は大変珍しく、忠次は欧州の顧客獲得の際に、この図案帳を大いに活用しました。これまで欧州では見かけなかった日本独自の美観を持つ朝顔や花菖蒲などを積極的に意匠として取り入れていきました忠次はついに 1900 年のパリ万博に、極めて高い装飾技術によってつくられた「大花瓶」を出品して金牌を受賞します。



1900年パリ万博日本館ブース。対の大花瓶がエントランスに鎮座しています。


澄み切った白と鮮やかな青「深川ブルー」

深川の名を世界に知らしめたのは、染付の澄んだ美しさでした。忠次が何より大切にしたのは、 1350 ℃の高温焼成によって生み出される透白磁と、その上に描かれる品格ある青。それは、「フカガワブルー」と評され、一本の筆でグラデーションを描き出す濃(だみ)技法は、神秘的な青の表現です。また、古伊万里・柿右衛門・色鍋島など、従来の有田焼のデザイン様式と一線を画した斬新な意匠は「深川様式」と評されました。

 澄み切った白と鮮やかな青「深川ブルー」



現在も忠治の独自の製法を引き継いでいますが、新たな製法にも挑み続けています。今回展示します「アルテ・ウァン 」 シリーズは、茶碗にも、スープボールにも、小どんぶりにもなる万能な器です。このような形状は、日本の器にはあまりないとのことで、ミラノで人気を博し、現在は日本にも世界中にもコレクターが生まれるほどになりました。


アルテ・ウァン「墨」 

アルテ・ウァンの柄の一つ 「墨」も新技法。黒の墨色の色合いと肌触りは人間の精神性に語りかけてきます。

アルテ・ウァン「墨」 

アルテ・ウァン「墨」 


鈴廣もかまぼこ作りにおける伝統と革新に挑み続けております。深川製磁の作品をお手に取り、伝統とモダンの世界を行き来しながら、ごゆるりと春のよき時間をお過ごしください。


概 要


日時
3月13日~5月20日 
かまぼこの里内・千世倭樓の営業時間は右のサイトよりご確認くださいませ。https://www.kamaboko.com/sato/
「アルテ・ウァン展」は千世倭樓の「茶房 しゃざ」にて行っておりますが、カフェ営業は現在お休みしております。
料金
無料
開催場所
神奈川県小田原市風祭245 MAP